8月4日の日経平均株価は続落となり57円安の27,584円で取引終了。前日と同じように恐る恐る下げていく展開となりました。マザーズ市場が本当に冴えません。時価総額が大きい銘柄が下がった事で指数が下がり、TOPIXより大きい下落となりました。本日の主要指標は以下の通り。
日経平均 | 27,584.08 | -57.75 | ▼0.21% | |
TOPIX | 1,921.43 | -9.71 | ▼0.50% | |
マザーズ指数 | 1,071.22 | -14.31 | ▼1.32% | |
JASDAQ平均 | 3,935.17 | -42.10 | ▼1.06% | |
東証REIT指数 | 2148.83 | +8.94 | ▲0.42% | |
東証1部出来高 | 10億7402万株 | |||
東証1部売買代金 | 2兆4380億円 | |||
マザーズ売買代金 | 1166億円 |
市況感想
8月もイライラ?するような弱い展開ですが、残念ながら年初頃の水準に戻ったまま下値を探る展開となり、東証一部は上昇473銘柄、下落1648銘柄でした。33業種中8業種が上昇し、上昇率トップは鉱業で、これに海運が続きました。海運は凄いですね。どこまで値上がりしていくのか。。。今日の売買代金ランキングで郵船(1439億円)と商船三井(909億円)がワンツーフィニッシュと活況でした!
米国は前日にS&P500が最高値更新したのとは対照的に日本株は悲しい状況ですが、やはり緊急事態宣言の状況とか、変異株が拡大していて自宅療養の基準が変わったり撤回されたりと混乱しているのが、マイナス面です。感染拡大は今に限った話ではありませんが、日本では無駄に海外より基準が厳しく、大して感染対策を取らなさそうな一般人は規制が緩いかわりに、飲食店や水際対策などに厳しく規制をかけて、経済活動にダメージがくるようなシステムなので、短期間での希望が持ちづらい状況です。まあ今に始まった事ではないので、最近の株価下落は、菅政権の支持率低下が悪材料視されているせいもありますね。海外投資家は支持率(というか政府の安定性)は見てますから。
さて、本日の日経平均株価を引っ張ったのはずばりダイキンで、6%の上昇。前日に発表した1Q決算で営業利益が前年同期比の2倍となり上方修正したことがインパクトがありました。一銘柄で日経平均を50円ほど押し上げました。今年の夏も猛暑ですから、需要も十分あるでしょう。
トヨタ自動車第1四半期決算
いつも取引時間中に発表を行うのが恒例となっているトヨタ自動車<7203>の注目決算、22年3月期1Qの数字ですが、営業利益が9974億円、純利益が8978億円(前年同期比365%増)という素晴らしい数字でした。為替の影響で1400億円の増益となった他全地域で販売台数が堅調に推移し、自動車部品の逼迫の影響をそこまで受けなかった印象です。1Qのトヨタ・レクサス販売台数は254.5万台となり2019年の水準まで回復しました。
純利益の進捗率が39%ということで、上方修正しても良さそうな数字ですが、先行き不透明ということで通期予想(純利益2兆3000億円)や販売台数(単体で870万台、レクサスを足して960万台)は据え置きとなりました。うーん、上方修正来るかと思ったが。。。というかしても良さそうな内容ですが、慎重ですな。まあ中期発表での上方修正に期待しましょう。半導体不足を受けた工場生産の生産活動一時停止がリスクとしてあるので、まあ、慎重になるのも理解できます。
とはいえ、世界的に自動車需要は急速に回復していますから頑張って欲しいものです。ちなみに私の国ブラジルでも自動車新車販売が好調で記事を載せましたのでよかったらご覧ください(といっても発表内容をまとめただけですが><)。
話が離れますが、筆者が以前記事を書いた住友商事<8053>も昼頃に決算発表を行いました。応援していることもあって、まあいい数字を期待したのですが、こちらは上方修正(通期損益2300億円→2900億円)となったのですが、期待されすぎたせい?なのか株価は2%弱の下落となりました。そんなに悪くないと思うんだけどなあ。。。内容的には今後もう一度上方修正ある気がしますが、地合いが悪いのもあったかもしれません。
さて、本日はこのへんで。
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