７月５日の日経平均株価は１８５円安の28,598円で取引終了。朝方から売りが先行しました。米国市場は調子が良くて連日最高値を更新しているというのに、日本は年初からの上昇をじわじわと食い潰しています。本日の主要指標は以下のとおり。
東証一部の値上がりは７４９銘柄、値下がりは１３４６銘柄と全体的に下げました。セクター別ではアフターコロナ関連の空運、海運、陸運、サービス等の１２業種が上昇した一方で、鉄鋼をはじめとして２１銘柄が下落しました。商いが２兆円を下回るどころか、１兆８０００億円を割っており、だいぶ売買が少なかったです。今晩が米国独立記念日の影響で振替の休日となるため米国市場が閉まっていることからの様子見もあったかもしれません。
さて、日経平均採用銘柄で今日の下げが目立ったのはソフトバンク＜９９８４＞ですね。本日は４５０円ほど下げて年初来安値を更新し、7,391円（約5.4%減）で取引を終えました。昨晩から出ている中国配車アプリ、滴滴出行（ディディ）が個人情報の収集等をおこなって法律に違反していると当局が発表され、アプリダウンロードを一時停止する命令を発出しており、これが嫌気されています。
ファーストリテイリング＜９９８３＞も微妙ですね。こちらは先週の月次売り上げが微妙な数字だったことや、未だに尾を引いているウイグル問題でしょう。来月が通期決算で、今期予想が１６５０億円ですが、来期予想が慎重な数字で出てくると一層株安になりそうな気もします。値下がりしているとはいえ今参入は怖いですね。
とはいえですよ、日経平均はともかくTOPIXはそこまで弱くありません。また、日本の根幹産業の一つである自動車業界は、世界的な自動車販売が好調です。報道では自動車大手が発表した米国新車販売台数は合計１７６万台と前年同期比６４％とのこと。おまけに各社の為替レートは１０５円前後で想定されていることも踏まえると、今期中どこかで上方修正が期待できるかもしれません。まずはこれから始まってくる第１四半期の決算に注目ですね。
あとこの間飛行機で出張に行く機会がありました。コロナの間に飛行機に乗る機会が数回あったのですが、以前に比べると飛行機がガラガラという感じでもなくて、需要がわずかながら戻ってきている印象があります。日本から海外へは、まだ微妙ですが少なくともヨーロッパのシェンゲン域内や米国内では結構６〜７割くらい人がいる感じですね。そのせいもあってか、最近はJALやANAの株価も回復基調です。ちなみに今朝のモーニングサテライト（テレビ東京）では、JALの赤坂社長がテレビに出ており、やはり国内需要の回復について言及していました。そんな空運株の回復にも期待です。
話は変わって明日はBCC＜７３７６＞がマザーズに上場です。公募価格は１３００円でした。会社の成長率は文句なしで、市場からの吸収額も４億円くらいと、そんなに大きくありません。初値予想はIPO関連サイトだと高いところは６０００円くらいありますが、さすがにそこまで行かないでしょーというのが私の印象です。明日の上限は２９９０円ですが、まあ初値が２３００円くらいで、最後は相場の地合い次第で１９００〜２５００円くらいで落ち着くかな〜というのが私の予想です。いずれにせよ現金の保有比率をこれ以上下げたくないので、参入の予定はありませんが。。。。
それではまた明日！
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