6月8日の日経平均株価は55円安の28963円で取引を終了。東証一部の値上がりは銘柄、値下がりは銘柄と、全体的には買い相場でしたが、大型株が弱かった模様。マザーズは2.3%の力強い上昇でした。今日の主要指標は以下の通りです。
日経平均は今日も何とも頼りない動きで、75日線の下付近で動いて、29000円超えでは売りに飲み込まれる展開です。今週メジャーSQがあるのでそれも意識されているのでしょうか。セクター別騰落率では海運がトップで、続いて医薬品でした。海運は昨日の大手各社のレーティング見直しが好感された影響が続いているのでしょうか。医薬品については今日は何といってもエーザイ<4523>でしょう。米国製薬企業バイオジェンと共同で開発したアルツハイマー病の治療薬につき米国食品医薬局(FDA)承認を得たことが材料となり、1500円高のストップ高(19%上昇)でした。ホルダーは嬉しいですね。第一三共や富士製薬なども連れ立って上昇。一方で塩野義や中外製薬はわずかなマイナスでした。
とはいえですよ、市場的にはここ最近ワクチンの接種が加速して来たこと以外(まあこれも立派な材料なんですけど)、大した材料がなく、日経平均も揉み合い状態です。そして売買代金も2兆とんでわずかと商いが薄いです。こういうときは、あるときふとしたきっかけでドカンと来るので注意したいですね。私は一部の銘柄を空売りしたり、インバース型のETFのポジションを少し増やしたりして、ヘッジをかけていますが、皆様も是非無理なポジションを抱えないよう気をつけてください。
今日の日経平均株価は55円安なのですが、よくみたらファーストリテイリングとソフトバンクで59円押し下げてますね。そしてエーザイで54円上げている。。。ファストリとソフトバンクは頑張ってもらいたいもんです。下げ止まりが見えません。ソフトバンクは今日7000円台にちょっと顔出してしまいました(ここまで来ると買いたくなってくる笑)。
一方のマザーズですが、こちらは強かったですね。昨日は1%ちょい、今日は2%を超える上昇と苦しいマザーズ勢にとっては良い動きでした。エーザイの波及効果なのか知りませんが、医薬品系ではモダリス<4883>やステラファーマ<4888>も強く上昇。また東証一部に鞍替えとなっているマネーフォワード<3994>も強いです。あ、オンコリスやシンバイオも上がってました。このあたりのバイオ企業は今度評価記事書きたいですが、バイオ企業、特にバイオベンチャーは開発費が重たいが、上市まで持っていけると大当たりするという宝くじ要素を持っており、適正株価の評価が難しい(というか無理)なんですよねー。。。
今日は朝方に4月の経常収支が発表され、1兆3218円の黒字とのこと。また1〜3月期の実質GDP改定値につき。年率3.9%に上方修正されました。明日はというと、、、、日銀の5月マネーストック(そういえば、昔はマネーサプライと習ったのにいつの間にか名前変わってるんだなあ)と中国の5月消費者物価指数CPIの発表です。
話は変わって私の母国ブラジルでは通貨レアルが1年ぶりくらいの水準となるレアル高円安に触れて来ています。今は1レアル=21.60〜21.70円くらいで推移していますが、他の新興国通貨も若干潮目が変わった節を感じます。そのあたりはまた記事を書きたいと思いますが。。。。
それでは今日はこの辺で!
コメント