5月20日の日経平均株価は53円高の28,098円で取引を終了。方向感が安定せず前場は27800円台まで売り込まれる場面もありましたが、午後は小さいレンジ幅で取引しつつ、最後はなんとか28000円台を維持しました。主要な指標は以下のとおりです。
ここ数日商いは細くなってきました。出来高が10億に到達していないのは久しぶりではないでしょうか。売買代金も2兆円ギリギリという感じですね。他の金融商品に資金がいってしまっているのか。。。。
さて、セクター別の騰落はまちまちで、33業種中15上昇、18下落となりました。上昇トップは繊維製品で、特に話題となったのはセーレン<3569>でしょう。19日に2021年3月期決算を発表し、予想以上の数字であったことと、今期増益予定が好感されたようです。下げのトップは鉄鋼の4.06%減で、JFE、日本製鉄など主力所が大きく下げました。鉄鋼がこの1週間ほどずっと下げている印象です。
アジア全体の株価も現在は軟調で、韓国KOSPI、上海総合、台湾加権、香港市場も小幅安です。
目次
投資部門別売買状況
今日は木曜日、なので、JPXから5月第2週の投資部門別売買状況の発表がありました。先週の日経平均が大きく下げたので、予想に難くないのですが、二市場で海外投資家が4214億円の売越しとなり、売越しは3週ぶりです(といってもその前の週は2日間しか市場開いていませんが)。だいたい逆になる個人は買越し。信託銀行は5週連続の買い越しでした。
ビットコイン
ネタに事欠かないビットコインですが、直近ではテスラでの決済使用停止、中国当局の規制などのニュースを受けて大きく乱高下をしています。乱高下といってもどちらかと言えば下げですが、一時3万ドル台までの急落。3割くらい下げてますが、その後は押し目買いもあって上昇。今は43,000ドル前後で動いています。通貨として使うにはどうなの?と思うところもありますが、昨今発生した米国コロニアル・パイプラインのランサムウェア攻撃での身代金支払いなどのように、意外に需要があったりすることも考えると、昔のように1万ドル台に急落するような事態は考えずらいですね。
そのうち米国でビットコインのETFが出そうかも?なんて議論を見ると、まだまだ活況が続くのかと思います。ちなみにアーク・インベストメントのキャシー・ウッド氏は、こんな状況でもビットコインは50万ドルに到達するとの強気です。
そこまでではないですが私も10万ドルくらいはいずれいくのかと思っています(株式みたいに分割みたいなシステムがあるといいんですけどね。1BTCの価値が高くて計算しにくいなと。。。)
米露外相会談
昨晩、アイスランド首都レイキャビクで行われている北極評議会閣僚会合の機会を活用して、ブリンケン米国務長官とロシアのラブロフ外務大臣による米露外相会談が行われました。バイデン政権では初の二国間会談となりました。まだ国務省HPのプレスリリースが見れない(見つからない><)のですが、双方で対立があることがあることは認めつつ、協力できる分野もあるとの議論がなされたようです。また来月には米露首脳会談が行われるため、そのための擦り合わせも行われた模様。米中が対立する中で、同じく安保理常任理事国であるロシアとの関係はいつの米国政権にとっても舵取りが重要です。その意味でも、今回の会談は意味があったことでしょう。
菅総理は4月に米国訪問していますが、今後(おそらく)6月のG7首脳会合出席のため英国外遊があることを考えると、そのうちロシア訪問も外交日程に入ってくるでしょう。
それでは今日はこのへんで!
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