先週の日経平均株価は週次ベースでは264円の下落となり、出だしは良かったものの新型コロナの拡大、政権支持率の低下傾向、日本経済の先行き不安から、金曜日には500円程度の下落となりました。今週は少し反動があっても良いかなと期待するところですが、とりあえず週次ベースの動きは以下のとおり。
期間 | 日経平均終値 | 前週比 |
5/31 〜 6/4 | 28,941 | ▼208円 |
6/7 〜 6/11 | 28,948 | ▲7円 |
6/14 〜 6/18 | 28,964 | ▲15円 |
6/21 〜 6/25 | 29,066 | ▲102円 |
6/28 〜 7/2 | 28,649 | ▼282円 |
7/5 〜 7/9 | 27,940 | ▼842円 |
7/12 〜 7/16 | 28,003 | ▲62円 |
7/19 〜 7/23 | 27,548 | ▼455円 |
7/26 〜 7/30 | 27,238 | ▼264円 |
毎回予想しているよりも終値が下を言ってしまうので、これまでの予想をガクッと下げて、今週の予想は27,200-27,500円としました。チャート的に言うと●●ショック的な急落がなく、単にダラダラ下げているだけで、この傾向がまだ続きそうな感じはあるので、この数字にしました。(とはいえ年内3万円の予想は崩しませんが)
色々なアナリストが言ってますが、ファーストリテイリングやソフトバンクGがしっかりしないと日経平均株価は厳しいでしょう。2月に3万円台にのせた日経平均も、この2銘柄で多分2000円超えくらいの押し下げ効果はあるでしょう。両銘柄とも最近は中国関連銘柄のような感じとなっており、市場から嫌がられ、(信用残高を見るに)押し目買いも入ってはいるものの、まだ底値は見えないのか!という状況ですね。日経は26,000円台に突入してもおかしくなさそうです。
先週末の日経平均先物は27,450-27,500くらいで推移しているので、8月2日は上げて始まりそうですが、その後はダラダラ下げそう、という流れかなと予想です。
今週の主な指標・行事
今週もちょいちょい重要指標が続きますが、2日(月)は米国の7月ISM製造業、中国で製造業PMIの発表がある他、週後半には米国の7月雇用統計があり、ここはドル円相場の影響への関係でも要注意。また日本株決算では引き続き大手の発表が続きます。2日(月)に三菱東京UFJ、西武HD、三菱重工、3日(火)Zホールディングス、日本航空、三井物産、三菱商事、4日に日本郵船、川崎汽船、東レ、エーザイ、ソニーG、トヨタ自動車、ホンダ、住友商事、伊藤忠、5日に任天堂、MS &AD、SOMPOHD、6日(金)鹿島建設、出光興産などがあります。1Qでの各社の進捗率をしっかり確認したいですね。
今週の政府関係イベントについては以下のとおりです。
日程 | 国内 | 米国 | 海外その他 |
8/2(月) | 埼玉・千葉・神奈川の 緊急事態宣言 7月消費者動向指数 | 7月ISM製造業 | 7月PMI |
8/3(火) | 7月マネタリーベース | 6月製造業受注 | |
8/4(水) | 7月ISM非製造業 | ||
8/5(木) | 6月貿易収支 | 英中銀金融政策発表 | |
8/6(金) | 平和記念式典(広島) 6月景気動向 | 7月雇用統計 |
さて、今週もあまりいい材料がなさそうな日本企業ですが、個別企業の業績は良いところですから、頑張って欲しい一週間です。それではこの辺で!
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