8月27日の日経平均株価は101円安の27,641円で取引終了。今日の市場は1日の高値と安値を共に前場で付けた形。11時ごろに27,670円を付けたあとは小さなレンジ幅で動き後場の値動きは60円前後で落ち着いた形でした。アフガニスタンのイスラム国によるテロ行為による地政学リスクやジャクソンホール会合前の様子見ということでしょうか。本日の主要指標は以下のとおり。
日経平均 | 27,641.14 | -101.15 | ▼0.36% | |
TOPIX | 1,928.77 | -6.58 | ▼0.34% | |
マザーズ指数 | 1,092.52 | -3.18 | ▼0.29% | |
JASDAQ平均 | 3,931.97 | -2.37 | ▼0.06% | |
東証REIT指数 | 2,174.30 | +57.64 | ▲2.72% | |
東証1部出来高 | 8億6985万株 | |||
東証1部売買代金 | 2兆1135億円 | |||
マザーズ売買代金 | 1428億円 |
市況総括
東証一部の値上がりは880銘柄、値下がりは1175銘柄となりました。銘柄数だけ見ると割と均衡している感じですがセクター別で見ると、33業種中上昇したのはわずか4業種。大きく下げた業種はないのですが、海運セクターが力強く7.92%増。日本郵船<9101>、商船三井<9104>、川崎汽船<9107>がいずれも大きな上昇で、野村やみずほなどが目標株価を引き上げたのが大きいです。
野村は郵船の目標株価を10,500円、商船三井の目標株価を10,000円にしています。ちなみに商船三井について、みずほ証券は目標を14,000円(今の株価の約2倍!)にしています。海運は大手3社にとどまらず、ユナイテッド海運<9110>、飯野海運<9119>、乾汽船<9308>など中堅どころも上昇。強いですねー。。
海運銘柄の強さは以下の売買代金ランキングからもわかるとおりですが、商船三井と日本郵船が上位2位に食い込んでいます。
8/27 | 東1売買代金上位 | 売買代金 | 終値 | 騰落率 |
1 | 商船三井 | 943億円 | 7,840円 | ▲9.96% |
2 | 日本郵船 | 931億円 | 8,340円 | ▲7.34% |
3 | レーザーテック | 660億円 | 22,010円 | ▲1.90% |
4 | 任天堂 | 531億円 | 51,770円 | ▼1.48% |
5 | ソフトバンクG | 509億円 | 6,181円 | ▼0.42% |
日経平均2強のファーストリテイリング<9983>、ソフトバンクG<9984>は値下がり。とはいえソフトバンクGは、今週は29円高となり、週次ベースでなんと6週間ぶりの反発となりました。日経平均の下げ止まりに向けSBGに頑張ってもらいところ。ただ中国市場が落ち着かないのでソフトバンクG株価がすぐに戻る感じではなさそうです(ちなみに日興証券が目標株価を10,500円へ引き下げました)。
ジャクソンホール会合
つい先ほどパウエルFRB議長のジャクソンホール会合での発言の報道が流れました。要点は年内にテーパリングをすることが適切という旨述べたとのこと。市場が予想していた(けれどちょい半信半疑だった)テーパリングのタイミングを示唆してくれたはよかったのではないでしょうか。厳密に決定を発表するのは9月のFOMCでしょうか。10月はFOMC会合ないですからね。
これを受けてのNY市場ですがダウは現在200ドル高、ナスダックも150ドル高とパウエル議長の発言がサプライズなく無風?で終わったことへの安心買いでしょうか。
さて、そろそろ8月の夏枯れ相場も終わり、来月には見放されている日本株に買いが戻ってくることを期待したいところです。それではまた来週!
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