6月9日の日経平均株価は102円安の28,860円で取引終了。寄り付きを除けば、高値28,927円⇔安値28,824円とほぼ100円の値幅をいったりきたり、というボラティリティーが好きな投資家にはつまらない一日でした。ナスダックが小幅上昇しているおかげなのか、マザーズは3日続伸と好調で、75日線の1180ポイント付近をうかがう展開です。今日の主要指標は以下の通りです。
さて、明日はいよいよ2社のIPO上場があります。ホワイトカラーの業務効率化をコンセプトにITを活かしたサービスを提供するテンダ(4198・JQ)と、スマホのアプリゲーム開発・運営・販売を行うエンターテイメントサービスを提供するワンダープラネット(4199・M)(※なんか会社HPがわかりにくい><)が登場です。同じ日にIPOが二社だと少し分散される可能性もありますが、まあ今の相場であれば公募価格の1.7~2倍くらいの初値を付けて欲しいですねえ。。。
今日はあまり書くことがありませんが、筆者が注目したのは米国上院議会で、「アメリカ・イノベーション競争法」が賛成多数で可決したことです。国内産業に巨額予算を投入する内容で、対中を意識して安全保障に関わる先端技術分野の強化を謳っており、5年間で2500億ドルを投入するとのこと。米国は相変わらず規模が違いますね。さて、筆者が注目したのは、このニュースが今週のG7サミット@英国の発表の前だったことです。
この法案自体は、既に以前から練られていたものなので、このタイミングで可決したのが意図的だったのかはわかりませんが、政府だけではなく米国議会の対中国姿勢も強硬であることを明らかにした形となりました。一方の中国も最近はポーランドやセルビアなどの東欧諸国、昨日にはフィリピンとも外相会談を行い、G7のタイミングを前にして、崩せる国を味方につけようとする姿勢を感じます。G7の共同声明にも注目ですね。
あとはあとは,,,,,今日は日銀による5月のマネーストック発表がありました。M3は前年比6.9%増加の1515兆円ですが、前月の伸び率は下回った形です。さて、明日は中国のCPI発表がありますね。中国の需要回復基調に注目です。
それではまた明日!
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