5月10日の株式市場は、先週の米雇用統計を受けた米株式市場の安堵を受けて、落ち着いた値動き。金利が大きく上昇しなかったこともあって、ダウとナスダック共に上昇。この勢いを引き継いでそのまま日経平均も上昇し、株価は160円高の29,518円で取引を終えました。主要な指標は以下のとおりです。
日経平均 | 29,518.34 | +160.52 | ▲0.55% | |
TOPIX | 1,952.27 | +19.22 | ▲0.99% | |
マザーズ指数 | 1,157.42 | -4.74 | ▼0.41% | |
JASDAQ平均 | 3,917.50 | +1.93 | ▲0.05% | |
東証REIT指数 | 2056.80 | -0.53 | ▼0.32% | |
東証1部出来高 | 11億2670万株 | |||
東証1部売買代金 | 2兆4641億円 |
マザーズが悲しいほどの下げとなっているのが気になります。個別の銘柄でそこまで悪いというよりも相場全体の動きが強くて個別銘柄で抗えない状況ですね。マザーズの寄与度上位であるメルカリ、フリー、マネーフォワード等が冴えません。マザーズ指数は3月下旬の安値圏に到達しており、下げ止まる気配がありません。マザーズを主戦場とする投資家は厳しいところですね。
良いニュースですが、菅総理大臣が7日の記者会見で、高齢者のワクチン接種を7月末までに終えると発言したことが好感されています。1日100万回接種を目標とするということで、現在は20〜30万回/1日の水準が引き上がり急速なワクチン接種ペースになります。現在欧米諸国と比べて接種が遅れていますが、これを機に遅れを取り戻して欲しいところであります。
その他の大きなニュースとしては経団連の中西会長が退任し、後任として住友化学の十倉会長が就任することになりました。中西会長は日立製作所出身ですが、退任理由はリンパ腫の再発のためということで、私の印象では既に結構体調が悪そうな感じがしていましたので、まあ良いタイミングであったと思います。次期会長を務める十倉会長は、住友化学出身とのことで、私も同社をとても応援していますが、引き続き頑張って行ってもらいたいです。
続いて筆者が注目したTdNet資料です。
- 奥村組<1833> 上方修正で当期純利益を予想から22%引き上げ103億円。増配も発表。
- 千代田加工<6366> 同社JVが横浜地裁で提訴される。業績への影響は精査中。
- 味の素<2802> 事業利益を前期比14%増の1131億円、自社株買いも発表。
- 塩野義<4507> 営業利益は前期比10%減の1174億円。来期も23%減益の予想。増配。
- 伊藤忠<8001> 純利益は前期比20%減の4014億円。来期は同37%増の5050億円見込み。
引き続き決算ウィークが続きますね。
それでは!
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