【市況総括】9/14~日経続伸222円高で1990年8月以来の水準/Pアンチエイジング通期決算/東京エレク14連騰~

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 9月14日の日経平均株価は222円高の続伸で30.670円で取引終了。2月16日の水準を超えて年初来高値となった他、1990年8月1日以来の日経平均株価となりました。11時頃には30,800円までわずか、というこの日高値を付けたもののその後は失速しましたが。。。。なお日経平均をドル換算した水準だと既にバブルを超えているようです。本日の主要指標は以下のとおり。

 

日経平均 30,670.10+222.73▲0.73%
TOPIX2,118.87+21.16 ▲1.01%
マザーズ指数1,187.83+6.01 ▲0.51%
JASDAQ平均4,113.94 +15.60 ▲0.38%
東証REIT指数2,139.75 +17.60 ▲0.83%
東証1部出来高13億3901万株
東証1部売買代金3兆3345億円
マザーズ売買代金1634億円
                 出典:JPX他

目次

業種別ランキング

 本日のセクター別の騰落率ランキングは以下のとおりで、上昇率トップで珍しく保険業が躍り出ました。昨日自社株買いを発表した東京海上HD<8766>は6%超の上昇(こんなに上がるとは思いませんでした、もっと影響薄いかと)。他の保険業も業績期待から連れ高となり、かんぽ生命<7181>、SOMPO<8630>、MS&AD<8725>なども2%程度上昇。海運では今日は大手3社とも好調でした。

上昇TOP値上がり率下落TOP値下がり率
1保険業▲3.67%鉱業▼0.42%
2海運業▲2.14%その他製品▼0.34%
3石油・石炭▲2.05%医薬品▼0.29%
                     出典:JPX

東証一部銘柄騰落数

 今日も上昇銘柄が8割近くとなり25日ベースの騰落レシオが150近くに到達。どこで反動がドカンと来るのか、、、かなり怖い水準となりました。自民党の総裁選挙後は一旦注意したほうが良いかもしれません。先物は少し下げてますし、要警戒です

上昇下落不変上昇比率騰落レシオ
(25日)
9/14170738010178.02%149.06
9/13153455410170.08%144.37
9/1019232224487.85%139.08
9/9706136312032.25%127.74
9/8159947411673.04%125.17
             出典:JPX

市況総括

 今日は活況です。なんと東証の新高値更新銘柄は378もあるそうです。キーエンス<6861>、リクルート<6098>、信越化学<4063>は連日の年初来高値更新。また昨日に基本料金0円を発表したKDDI<9433>は、クレディ・スイスが投資判断を「ニュートラル」から「アウトパフォーム」に引き上げ。今日は3%ほどの上昇となりました。

 ソフトバンクG<9984>は今日は一服。ファーストリテイリング<9983>も今日は小さい下げでした。売買代金ランキングは今日は以下のとおりでしたが、他に下げた銘柄としては昨日にNIntendo Switchの欧州での販売価格を引き下げた任天堂<7974>が嫌気され2%ほどの下落

9/10東1売買代金上位売買代金終値騰落率
1ソフトバンクG1,000億円7,041円 ▼0.49%
2日本郵船888億円9,960円▲1.32%
3レーザーテック851億円28,140円▲0.82%
4トヨタ自動車598億円9,946円 ▲1.54%
5キーエンス584億円75,980円 ▲0.64%
                     出典:JPX

 東京エレクトロン<8035>は240円高と小幅でしたが、今日で14連騰。ここまで来ると怖いですね。

 全体的に日経が強く日経225のうち179銘柄が上昇しました。マザーズも好調でもう少しで1200ポイントに届くかという水準。メルカリ<4385>が3%弱の上昇で6400円。また昨日大幅高となったセルソース<4880>が今日も8%上昇と、マザーズの売買代金ランキング3位に食い込む大盛況でした。

 勢いが本当に止まりませんね。私のマザーズ銘柄はしばらく停滞気味ですが。

土屋HD<1840>上方修正

 東証一部とJASDAQやマザーズ市場はちょいちょい注意しているものの、中途半端で気配りが追いつかない東証二部市場ですが、本日引け後に土屋ホールディングス<1840>が上方修正を発表。この会社は北海道地盤の建築関係企業で10月期決算なのですが、今期の業績予想を経常利益2.8億円→6億円、純利益1.3億円→3.5億円としてきました。時価総額50億円程度、株価200円を割っている会社なので、投資家が軽く弄ぶような銘柄に見えますが、明日はイナゴが集まるのか、利食いで寄った後はナイアガラなのか見ものです。

プレミアムアンチエイジング<4934>

 マザーズを主戦場とする筆者にはこちらの銘柄のほうが関心が高いですが、本日引け後にプレミアムアンチエイジング<4934>が21年7月期の通期決算を発表営業利益は1.6倍、経常利益は前期比2.8倍(ただ前の期はで、5期連続の過去最高益となった模様。とはいえ、アナリストのコンセンサスには届かず。ちなみに御存知の方も多いと思いますが、CMでもやってるクレンジングバーム「DUO」の会社です。私は一度使いましたが、なんとなく効果が薄い感じがしてリピーターにはなりませんでした。

 今期もコロナの影響があって百貨店など小売フロントでの販売は減少したものの、ECでの販売は順調だったようで、会員数も堅調に伸びているとのこと。ちなみに決算内容と来期予想は以下のとおり。

売上高営業利益経常利益純利益
2021通期328億46.8億46.5億27.9億
(2021予想)315億44億43.8億27.1億
2021通期400億60.0億60.2億34.6億
                       会社HP

 決算発表後PTSでは大分売り込まれていますが、一度上方修正した予想値どおりの内容ですし、来期の予想も良い数字ですし、結構買い時にも見えますけどね。中長期的には全然ありだと思います。中国からのインバウンドが戻ったら業績上振れも期待できますしね。

 さて、今晩は米国の8月消費者物価指数とアップルの新製品発表がありますね。それではまたあした!

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