【市況総括】9/7〜日経平均７連騰の256円高/一時３万円回復/ソフトバンクGが９％超の上昇/NIPPOストップ高〜

　９月７日の日経平均株価は２５６円高となる29,916円で取引終了。７連騰はいつぶりくらいでしょうか。今年はなかった気がします。ちなみに朝方は結構上がって一時は30,048円を付けましたがその後はもみ合いの展開。利益確定の動きもでたかもしれません。本日の主要指標は以下の通り。

市況総括

　本日の東証一部は値上がり１４７７銘柄、値下がり６０２銘柄でした。２５日計算での当落レシオが１２０近くまで来ているので、短期目線ではそろそろ調整が入ってもおかしくなさそうです。セクター別では空運が上昇トップでしたが、全体的に強い相場が続いており３３業種中３０業種が上昇。下落はパルプ・紙、金属製品、海運業だけでしたが、いずれも軽微な下げでした。

　今日相場を引っ張ったのはソフトバンクG＜９９８４＞でしょう。一銘柄で１３４円押し上げました。特段材料というほどのものはなかったですが、ETF買いが下支えとなった他、子会社のソフトバンク＜９４３４＞が年初来高値（1,564円で引け）などが好感されたのでしょうか。あと、先ほどドイツテレコムとのパートナーシップ提携&株式交換について会社から発表がありました。米国のTモバイル株を渡すようです。

　ちなみに、ドイツの移動通信事業ではドイツテレコム、ボーダフォン、テレフォニカ・ドイツの３つが市場を抑えてますので、その一角に入った感じでしょうか。まあ、SBGは株価を下げすぎて、底が意識されたことも一因かと思います。　

　ちなみに本日の売買代金ランキングは以下のとおりです。

　昨日は日経平均構成銘柄に任天堂、キーエンス、村田製作所が入ることが発表されましたが、この３銘柄は買いが旺盛で売買代金ランキング上位に食い込みました。村田製作所はランキング６位の７３８億円と活況で、５３７円（5.5%）上昇。村田製作所の一万円到達は久しぶりです。

　ちなみにニュースではオリエンタルランド＜４６６１＞が日経２２５に採用されなかったので嫌気して下落、とありました。本当かわかりませんが今日は２１５円安です。オリエンタルランドは今16,540円なので、業績考えると結構高い水準ですけどね。

　さて、かわいそうに日経平均から除外された東洋製缶HD＜５９０１＞と日清紡HD<３１０５＞が値下がりランキングのワンツーフィニッシュと残念な結果に終わりました。今後のリバランスの売買はちょっと心配です。ちなみに除外されたもう一つの銘柄、スカパーはなぜか上昇しました。

　あとはトヨタ自動車＜７２０３＞が１万円台を久しぶりに回復。高値は10,110円まで行きましたが、10,005円で終了。とはいえトヨタ自動車は９月末で株式分割ですから、１万円台を見れるのも残りわずかですね。トヨタが好調なので部品作ってるデンソー＜６９０２＞も上昇でした。

NIPPO＜１８８１＞

　既にちょろっと報道で出ていて、会社側が火消しに走るやりとりがありましたが、TOBが正式に発表されました。ENEOSとゴールドマンサックスの子会社が買収し、上場廃止（非公開化）となります。会社IRを見ると公開買付価格が４０００円となっていますが、思ったより低い。。。。今日はストップ高の4,215円とプレミアムがついた価格を超えてしまいました。TOB価格を確認しないで買った人はちょっと可哀想です＞＜　おまけに今日無配も発表。人によっては踏んだり蹴ったりだったかもしれません。

　さて、全然話は変わりますが、今日は母国ブラジルが独立記念日で休場となります。セッチ・ジ・セテンブロ（９月７日）ということで、自宅でお祝いすることにします。

　それでは今日はこの辺で。