【市況総括】5/24-日経上昇後尻すぼみ・海運・空運好調-

市況News

 5月24日の日経平均株価は、46円高の28,364円で取引終了。取引開始直後からは好調で一時200円高まで到達したものの、その後は売りに押されてジワジワと下落。マイナス圏突入してしまうのかと思わせ、ギリギリのプラス圏で取引を終えました。今日の主要指標は以下のとおりです。

 大きく動くような材料も特にないので仕方ないですが、商いが小さいですね。2兆円きってしまう勢いです。そんなかでも強さが出たのは、海運業でなんとトップの5.31%の上昇でした。個別に材料が出たわけではないはずですが、川崎汽船<9107>や郵船<9101>が大きく上昇。新型コロナ収束後の先どりで景気に連動しやすい海運株が拾われたのかと思われます。続いて空運株も好調でANAとJALが揃って上昇。ANAは先日に株式発行数を倍増する定款変更を総会決議にかける旨発表され、先週は下げましたが、もう少しで発表前まで値を戻してきそうな勢いです。筆者はANAを保有してますので応援中です。

マザーズ市場

 今日の市場の動きで、マザーズの弱さは引き続き気にしています。JASDAQもほとんど動きなしとなりグロース株の弱さも、日本の市場の重さを表しているように見えます。マザーズは5営業日ぶりの反落となり1100ポイントの攻防の状態で、Pアンチエイジング<4934>が売買代金トップ。その他、ウェルスN<7342>が+60円、キャリア<6198>が+44円あたりが活発な取引が行われました。先週大きくあげたベビーカレンダーは取引は活発でしたが利益確定で大きく売られ310円安でした。

大規模接種センター接種スタート

 東京と大阪に開設されている大規模接種センターが本日から接種を開始しました。東京については大手町&東京駅から送迎バスが出ているようです。今の所大きな混乱はなく進んでいるようです。今後梅雨の季節に入って、自衛隊がセンター運用と災害オペレーションを並行で進める形となり大変ですが、本当に頭が下がる重いです。

 日本のワクチン接種率の低さが日本の株式市場低迷の槍玉に挙げられる機会が最近多いのですが、ぜひ頑張っていただきたいです。今後気になるのは、緊急事態宣言の延長ですが、現状は沖縄県の緊急事態宣言が6月20日までとなっており、それ以外の地域は5月31日までとなっています。政府としては今後オリンピックの中止議論が高まることも避けたいでしょうから、仮に延長するとしても3県のまん延防止措置が残る6月13日までの延長ではないかと見ています。月末に近づけばまた何らかの発表はあるでしょう。

 その他で本日の主要ニュースは以下のとおり。

  • ジョンソン&ジョンソンが1回投与型のコロナワクチンを厚労省に承認申請。
  • 中国外務省報道官が米韓首脳会談での台湾言及に関し非難。
  • G7、多国籍企業への課税をめぐり法人税の国際的最低税率15%で合意間近。
  • ジョンソン英首相、来月7月に結婚式実施。
  • 高橋内閣官房参与がツイッター投稿をめぐって辞職。

 さて、それではまた明日!

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