６月２１日の日経平均株価は953円安の28,010円で取引を終了。なんとか28,000円台は維持しました。先週のＦＯＭＣ会合に続き、セントルイス連銀のブラード総裁が来年の利上げを示唆したとのことで１８日のＮＹはダウ、ナスダック、Ｓ＆Ｐが揃って下落。日経平均先物も５００円ほど大きく下落して突入した本日の市場は各指標が大幅に下落しました。主要指標は以下のとおりです。
目次
市況感想
商いはそこそこに３兆円ほどありましたが、３３業種中３２業種が下落。唯一の上昇は空運業でした。東証１部の騰落では，値上がりが１２３銘柄，値下がりが２０４４銘柄とほぼ全面安で，一時は１１００円の下落まで到達しました。大型株のファーストリテイリング，東京エレクトロン，ソフトバンクといった値がさ株は当然揃って下落しました。ソフトバンク＜９９８４＞は一時７５００円を割る水準まで到達。
とはいえ別に暴落っていうほどでもなく，１０００円の下げとはいえ，たかだか３％ちょっとですからそんなに過敏になる必要はなさそうですけどね。個人的には、別に金融緩和が完全になくなるわけじゃないし，そこまで反応する必要はないんじゃないかと思っています。まあ市場が動くように自分も動かないといけないのが投資ですから，まあ仕方ないですね。
さてさて，前場が引けてちょっと意識したのは日銀のＥＴＦ買いです。前場でＴＯＰＩＸが２．５％ほど下げていて，「おっこれは久しぶりの日銀買いくるかな」なんて思ってたら，日銀の発表みたらやはり買いが入ってました。４月２１日以来ということで奇しくもぴったり２ヶ月後。おまけに今回の購入額も前回と同じく７０１億円でした。
私の保有銘柄はもちろん下げましたが，ヘッジのために保有している日経Ｗインバースもあるので，それが多少プラスにはなっています。とはいえ１０００円も下げるとは思わなかったので，これはちょうど良い買い場と思い，色々買い足しました。ちなみに大阪取引所の日経平均先物は現在３００円高ほどとなっており，明日は一時的な反動が起きるでしょう。
ところで引け後のTdNET見てたら，商船三井＜９１０４＞が上方修正を発表。2022年の通期業績で経常利益が120%増の2200億円で，一株益が752円→1755円になっている。なんと，これはすごい。今の株価が4800円ちょっとですが，これは明日5300円くらいまでいっちゃうんじゃ。。。売上高はほとんど変わらず出資しているＯＮＥの業績が好調なので，これを上乗せした形ですね。一過性要因もありますので，株価がどのくらい伸びるかわかりませんが，明日は盛況でしょう。
新規上場企業
さてさて，今月のＩＰＯラッシュが今週は熱いです。これだけまとめて上場してしまうと困りどころ。おまけに地合が悪いこのタイミングで少し同情してしまいますが，引き続き投資熱はありますから公募価格を割らないことを祈っています。
ということで，明日上場するのはフォトスタジオ＆ブライダル系のデコルテＨＤ＜７３７２：Ｍ＞，給与計算業務などの事業を手がけるペイロール＜４４８９：Ｍ＞，バイオベンチャーでがん抗体医薬品などのペルセウスプロテオミクス＜４８８２：Ｍ＞です。みんなマザーズ上場ですねー。
ということで初値に期待です！
東京五輪に関する五者会談
本日，東京オリンピック・パラリンピック組織委員会と東京都，ＩＯＣ，ＩＰＣでの五者会談が行われ，国内の観客の受入れについて，新型コロナの感染状況を考慮してという限定条件つきではありますが，全会場で定員の５０％以内で１万人とする内容で合意したと報じられています。
そろそろ１ヶ月で開幕ということもありますが，正直今のところは盛り上がりにかけている感じはありますね。といっても楽観的な私は，実はオリンピックは近づいてきたら結構盛り上がるんじゃないかと思っています。普通の年だとミズノ，ヨネックスとかスポーツ用品系の銘柄が盛り上がってくるのですが，今年は観客があまり入らないので，自宅観戦に関する銘柄が注目ではないかと思います。五輪に限りませんが飲料系の銘柄や，自宅での視聴に備えた家電系などの銘柄に買いが入るんでしょうかね。本当はコロナがなければ，盛り上がっているはずなので残念ですね。。。。。
それでは今日はこのへんで！
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