【市況総括】6/7〜日経は反発後尻すぼみ・29000円台は維持・マザーズは1.3%上昇〜

市況News

 6月7日の日経平均株価は77円高の29019円で取引を終了。寄りは先週末のNY市場の好調を受けて上昇して始まったものの、29200円あたりを付けた後はジワジワと後退し、29000円の攻防で一進一退となりました。主要指数は以下のとおりです。

日経平均株価の感想

 全部の指標が上昇はしているものの、相場が強いという感じでもありません。日経平均株価は終値で75日線(だいたい29200円くらい?)を突破してくると、再度上昇基調かなと見えますが。。。

 さて、本日の東証1部の値上がりは1052銘柄、値下がりが1036銘柄と騰落銘柄数はトントン均衡。新高値銘柄が138でした。業種別では海運がトップで、2.5%上昇。川崎汽船<9107>、郵船<9101>、商船三井<9104>の大手3社が揃って上昇。モルガンがレーティングを引き上げたことで、それぞれ買いが入ったようです。海運強し。。。一方で為替が少し円高に触れたこともあって、鉄鋼を含めた輸出関連が売られました。

 ちなみにトヨタ自動車<7203>は小さく下落し、1万円台を前にちょっとした足踏みです。本日は5営業日ぶりの反落となりましたが、まあ仕方ないでしょう。

 あとは米国で12日から行う世界最大のゲーム見本市E3のオンライン開催に合わせてゲーム株がスポットライトを浴びています。任天堂<7974>は個別の発表会を行う予定のようで、新たな材料を期待した買いが入り820円高の68500円と、7万円台が見えてきました。またコーエーテクモHD<3635>は野村がレーティングを5540円→6000円に引き上げ、こちらも4%超の上昇でした。三国志シリーズが中国でも好調ですし、楽しみな銘柄ですね(今期は10%の減益予想なのがネックですが)。

 マザーズ指数は今日は反発して1.3%上昇し1134ポイントで25日線付近での攻防が続いています。筆者はマザーズの回復を予想していますが、日足チャートを見るとテクニカル的にはあまり期待を持てない形です。個別銘柄は盛況で、上昇率トップはライトアップ<6580>で331円高の2940円。先日にジオコードとの業務提携したことが引き続き材料として続いているようです。そのほか、アクシージア<4936>、マクアケ<4479>、GA Technologies<3941>、BASE<4477>、マネーフォワード<3994>などが大幅に上昇しました。私は最近主戦場がマザーズなので、頑張って欲しい><

主要ニュース

 今日も市場を左右するような材料は特にありませんが、気になったところは以下のニュースです。

  • 加藤官房長官:ワクチン接種証明書を鋭意検討。
  • G7財務相会合:各国共通の最低法人税率15%導入で合意。
  • ペルー大統領選フジモリ氏と左派カスティジョ氏が接戦。
  • 原油先物が2年ぶりの高値。イラン核合意の行方に注目。
  • 中国全国人民代表大会常務委員会:外国制裁対抗法について議論。
  • 韓国地裁が元徴用工の訴えを却下し個人請求権の行使を認めず。

 個人的には全人代の動きでしょうか。ちょうど今週金曜日から英国でコーンウォールでG7首脳会談が行われ、菅総理大臣も出席予定です。対中国の政策は一つの焦点かと思いますが、米中対立の激化は一部の企業には痛手でしょう。最近話題になったのは新疆ウイグル自治区の綿を使用したとされるファーストリテイリングの米国への輸入差し止め事案ですね。5月下旬には米中両政府がバイデン政権初となる閣僚級議を実施しており、今後の動向にも注目です。

 それでは今日はこのへんで!

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