5月14日(金)の日経平均株価は636円高の28,084円で取引を終えました。週間では1200円強、4%前後の下落となりました。それでは、主な指標は以下のとおりです。
日経平均 | 28,084.47 | +636.46 | ▲2.32% | |
TOPIX | 1,883.42 | +34.38 | ▲1.86% | |
マザーズ指数 | 1,084.54 | +19.16 | ▲1.80% | |
JASDAQ平均 | 3,831.20 | +26.21 | ▲0.69% | |
東証REIT指数 | 2008.45 | ー12.92 | ▼0.64% | |
東証1部出来高 | 12億6620万株 | |||
東証1部売買代金 | 2兆8867億円 |
本日は商いの量はそこそこですが東証1部売買代金は3兆円に届かず。ファーストリテイリングや東京エレクトロンが大幅に上昇した他、セクター別では精密機器が上昇率トップで、ここ数日下げていた半導体銘柄等が反発しました。下落率トップでは昨日に上昇した反動なのか、パルプ・紙となり、続いて鉄鋼株でしたが、それ以外はほぼほぼ全面高の展開。アジア市場も全体的に上げたようです。今日は5月限のSQ算出日でしたが、27,448円でした。
ただし、昨日のマイナス分を取り戻すには至りませんでした。単なる「さすがに下げすぎたからちょっと買おう」的な買いが入っただけな感じですね。日経平均株価の展開としては25日線が75日線を割り込む兆しを見せておりチャート的には、ロングポジション組には少し苦しい印象です。マザーズ市場も今日はようやく(8営業日ぶり!)反発しましたが、日経平均の反発ほどではなく、残念ながら力強さはありませんでした。
この弱さはなんでしょうね。国内の緊急事態宣言の先行きが不透明で、対象地域が北海道、岡山、広島への拡大ということや、インド型変異株の市中感染が発生していることなどが重しかもしれません。また、最近は企業の決算が続いていますが、前期(21年3月期)の決算が好調な一方で、今期決算予想が控えめなことから決算後の大きな売り傾向も続いています。
主要決算ですが、今日も1000社を超える企業の決算が発表されました。決算ラッシュのピークは一旦超えた状況です。ちなみに昨日紹介したハイマックス<4299>は前期決算は市場予想を少し超えましたが、来期が減益と個人的には残念な内容でした。
- 高砂香料<4914> 21.3期は過去最高益純益71億円だが、今期は33%減予想。
- 奥村組<1833> 21.3期は経常利益11%増の147億円。他方来期は減配予想。
- みずほFG<8411> 21.3月期最終益5%増の4710億円,来期5100億円予想。
- 電通<4324> 22.3期1Q営業利益は前年同期比16.7%増の288億円。
- i-plug<4177> 21.3期は黒転。IPO銘柄。来季も黒字予想。
さて、今週は厳しい1週間ですが、若干反発して終わりました。この勢いが続くか、来週注目したいと思います。あ、ちょうど今から菅総理の記者会見ですね。
それでは!
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