【市況総括】9/29〜権利落ちの本日は日経639円安/自民総裁選は岸田氏が勝利〜

　９月２９日の日経平均株価は続落で639円安となる29,544円で取引終了。一時は日経平均が前日比８００円を超える下げまで到達しました。２５日線の29,300-29,400円近辺が抵抗ラインとして意識された？のもあるかと思いますが、午後は引けにかけて少し勢いを取り戻しました。マザーズやJASDAQ等の主要指数は全て下げて以下のとおりでした。

業種別騰落ランキング

東証一部銘柄騰落数

市況総括

　本日は個別の銘柄どうこうよりも権利落ち日となったことや、前日のNY市場が調子悪かったことなど、全体的な地合いの悪さが影響した１日となったと思います。タイミングよく？自民党総裁選挙の投開票が行われたのも意識されました。海外的には総裁選挙の結果自体はそこまで関心ないと思いますが、ちょうど引け後のタイミングで結果判明でしたね。

　自民党総裁選については、議員票で河野氏が高市氏に負けていたなど（個人的には）サプライズもありましたが、結局、河野氏と岸田氏の外務大臣経験者同士の決選投票が行われ、岸田氏が当選となりました。岸田新総裁の当選挨拶ですが、主要な点として、生まれ変わった自民党にする、コロナ対策への努力、数十兆円規模の経済対策の年内の策定、がありました。そして、目下は衆院選挙で勝つのが目標ですね。スケジュール的には１０月４日の臨時国会招集で首班指名、中旬ごろに衆院解散、１０月２６日か１１月２日に公示して、１１月７日か１４日が総選挙という日程が取り沙汰されています。

　さて、本日の市場ですが、個別業種で大きく売り越された印象はありませんが、唯一の上昇となったのは空運業で、ANA＜９２０２＞やJAL＜９２０１＞が順調。ANAはついに２９００円を突破し、上抜けが期待されます。一方、最近注目の海運は小幅に下げたものの、昨日１４％下落した川崎汽船＜９１０７＞は２．８％増の反発。今日はキーエンス、アドバンテスト、東京エレクトロン、村田製作所などメーカー企業（精密や電気）が結構下げました。とりあえず明日はちょこっと反発するのかと思いますが、今週３万円台で終わるのは厳しそうですね。

　なお本日の売買代金ランキングは以下のとおりでした。

ハイマックス＜４２９９＞上方修正

　あまり気にしている人はいないと思いますが、ハイマックス＜４２９９＞が、２２年３月期の通期業績見通しの上方修正を発表しました。今回の修正は売上高は変更なしの165億円ですが、営業利益12.8億円→15億円、純利益8.6億円→10.1億円でした。詳細は不明ですが、生産性の向上による原価低減を見込んだとのこと。ちなみに前にブログで取り上げたことがありますが、DX銘柄ということで引き続き応援してます。会社の規模が小さい割にガツガツせず、保守的な姿勢がちょっと気にはなりますけどね笑

　さてそれでは今日はこのへんで。