【市況感想】7/28〜日経388円安/ブレインズテクノロジー上場/SBG・ファストリ軟調/〜

市況News

7月28日の日経平均株価は388円安の27,581円で取引終了。昨日の軟調なNY市場の展開、日本の新型コロナウイルスの感染拡大(特にデルタ株)、中国当局による市場への影響など、マイナス材料はいくつか思いつきますが、昨晩の先物で日本株は結構売られ27日は寄りから大きく値下げとなりました。主要指標は以下のとおりです。

日経平均 27,581.66-388.56▼1.8%
TOPIX1,919.65-388.56▼0.9%
マザーズ指数1,097.30-39.62▼3.5%
JASDAQ平均3,956.80-38.12▼1.0%
東証REIT指数2181.07+22.80▲1.1%
東証1部出来高10億3787万株
東証1部売買代金2兆2055億円
マザーズ売買代金1543億円
出典:JPX他

市況感想

 業種別では33業種中、値上がりは鉄鋼や石油・石炭などわずか7業種となったのに対し、値下がり業種は26と全体的に売られる展開。2兆円超えの売買代金と商いが枯れたわけではないですが、月・火と上昇した分を一気に食い潰した格好です。日経平均は日足チャートで200日線の節目あたりとなる27,700-27,800円を割り込んで上値の重い展開。

 東証一部銘柄は値上がり422銘柄、値下がり1679銘柄と苦しい状況でした。TOPIXは値下がり率が1%に満たず日経平均のほうが弱かったですね。ソフトバンクグループ<9984>はついに終値ベースで6000円台に突入。ファーストリテイリング<9983>も2000円以上の下げで新安値を更新し、日経平均2強銘柄が間違いなく日本株の鈍い展開の原因の一つでしょう。

 もうそろそろ7月も終わり市場関係者が夏休みモードなので(というか海外の投資家はもうバカンス入ってますね)、8月は商いは更に薄くなって、とても来月で日経平均が回復する展開が想像できません。どうせ、下がるなら夏は思い切り下げて、その後9〜10月の総選挙→支持率上昇→株高という展開になってもらってもいいかなと思っています。

 さて、日経平均株価はかなり微妙なんですが、個別では今日も続々と決算や上方修正が続いています。早く日経平均株価に反映されて欲しいですが、まずは日産自動車<7201>が上方修正。22年3月期の通期純利益を600億円の赤字から600億円の黒字と発表。なかなかインパクトありますね。

 あと活況な半導体分野ではアドバンテスト<6857>やSCREENホールディングス<7735>も上方修正を発表。まあ半導体銘柄は結構成長が織り込まれてしまっているので、参入する場合でも株価の急落に注意は必要っちゃ必要な感じではありますが。。。。

ブレインズテクノロジー上場

 本日はブレインズテクノロジー<4075>がマザーズに新規上場しました。公募価格が1780円に対し、今日の午後にようやくつけた初値は公募価格の2倍を超える4165円となりました。IPOに当たった皆さんおめでとうございます!

 ちなみにこの会社は2008年設立でAI関連事業を行なっており、AI・機械学習を活用したデータ検索、データ分析製品・サービスの開発・提供を行っています。大手顧客もチラホラいますし、同社が開発したサービスの導入実績も順調に積み上がってきている印象で(HP見る限り)、会社資料によれば経常利益も順調に伸びています(21年7月期の経常利益予想は前年比2倍の1.3億円です。通期決算と来期予想は9月頃発表かと思いますが、本日の株価だとPERが200倍近いので、それなりの数字を出して株主を安心させて欲しいところです。

 さて、話は変わって本日の東京都の新型コロナの新規感染者数が3千人を超えてしまいました。神奈川県など東京都周辺の地域でも緊急事態宣言発令の準備が日本政府内ではじまっていますが、東京五輪は始まってて中止しようがないですし(総理も中止しないと言ってるし)、感染者増大は元々織り込み済みですから市場への影響は大きくないでしょう。ただ、1日の新規感染が1万人を超えてくると話は違うかもしれませんが。

 さて、今晩は米国でFOMC終了後にパウエルFRB議長の記者会見がありますので注目しましょう。それではこの辺で!

 

 

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