【市況総括】9/28～日経続落56円安/権利付き最終日/川崎汽船が１４％下落～

　９月２８日の日経平均株価は続落となる５６円安の30,183円で取引終了。一時は３万円を割るのか？という水準まで下げましたが、ファンドのリバランスの買いが数千億円分入った？とも言われており、売買代金は３兆円後半まで伸びました。下ヒゲをつけたチャートにはなったものの、今日が権利付き最終日だったため、明日は配当落ち日なので下落でしょう。ということで本日の主要指標は以下のとおりでした。

業種別騰落ランキング

東証一部銘柄騰落数

市況総括

　本日は、東証一部の銘柄数だけを見るとほぼ均衡でしたが、海運株と半導体が大きく下げた１日となりました。ちなみに日経２２５だと１３７銘柄上昇、８４銘柄下落となりました。ソフトバンクG＜９９８４＞が２．４％の上昇と頑張ったのは良いのですが、半導体は結構下げましたねー。アドバンテスト、東京エレクトロン、信越化学などが下落。

　そして見過ごせないのが海運株なのですが、海運大手３社の日本郵船＜９１０１＞、川崎汽船＜９１０７＞、商船三井＜９１０４＞が昨日に続いて商いを伴って下落。特に川崎汽船は１４％の下落となり、わずか２日で株価が8,380円→6,690円とホルダーにキツイ下げとなりました。一旦天井が意識された？ということなんでしょうが、特に下げるような材料は出ていません。ただ、本日が権利付き最終日ということもあって高いうちに売り逃げる動きがあったのかと思います。ここ緊急事態宣言の解除の予定にともなって最近上昇していたサービス関連も一旦下げとなり、ANA＜９２０２＞、JAL＜９２０１＞、串カツ田中＜３５４７＞、鳥貴族HD＜３１９３＞といった銘柄も１％ちょいですがそれぞれ下げています。あ、すかいらーく＜３１９７＞はちょこっと上がってるか。。。。

　さて、今日の売買代金ランキングは以下のとおり。なんと、、、、上位５銘柄はなんと昨日とまったく同じ顔ぶれで、売買代金は昨日とほぼ同じ水準。海運３社は仲良く１０００億円ほど売られました。

　新興市場ですが、マザーズ相場は本日一番主要指数で下げて２．６％のマイナス。ちまたで言われているのは、米国市場で長期金利が上昇（もう１．５％にいくかという水準）でハイテク株中心のナスダックが売られ、日本にも波及したという流れ。合ってるのかわかりませんが、値上がり８８銘柄に対して、値下がり２８７銘柄でした。ここ最近好調だったビジョナル＜４１９４＞がガクっとくる８％超の下落。。。泣。メルカリ＜４３８５＞やフリー＜４４７８＞など寄与度の大きいところが下げた印象です。

　明日はいよいよ権利落ち日ということで、当然下落が意識される日ですね。新興市場はそこまでではないでしょうが、配当落分は日経平均株価ベースで１８２円と言われています。TOPIXはちゃんとした数字見た記憶ありませんが、１５ポイントくらい？なんでしょうか。明日の大引けと自民党総裁選挙の投開票のタイミングが割と近いので、どうなるか読めませんが、明日は予定どおり下げでしょうかね。上がる材料もあまりないし（サプライズは特になさそう）、日経は３００〜４００円くらい下げると予想してます。

　それではまた明日！