【市況総括】8/24〜日経続伸237円/昭和電工大幅下落〜

市況News

 8月24日の日経平均株価は続伸となる237円高の27,732円で取引終了。先週のトヨタ減産を発表したトヨタショック?あたりの水準前株価を戻した他、日経平均株価よりもTOPIXが更に上昇し、中小銘柄にも買いが戻ってきたような1日でした。主要指標は以下のとおり。

日経平均 27,732.10+237.86 ▲0.78%
TOPIX1,934.20 +19.06 ▲1.00%
マザーズ指数1,072.60+8.11▲0.76%
JASDAQ平均3,905.21+35.45▲0.92%
東証REIT指数2091.75 -3.11 ▼0.15%
東証1部出来高9億5942万株
東証1部売買代金2兆3378億円
マザーズ売買代金1263億円
                 出典:JPX他

市況感想

 24日は東証一部で値上がり1799銘柄、値下がり312銘柄と全体的に上昇し、セクター別騰落では海運を中心とした力強い動きで33業種中28業種が上昇。商船三井<9104>は5%の上昇で7150円で引けとなり、7000円台を回復しました。

 とはいえ海運株で最も売買代金が大きかったのは日本郵船で、PERが低いこともあってか(2倍ちょい)、まだまだ割安と意識されており株価が上がっても下がっても注目銘柄といえそうです。24日の売買代金ランキングは以下のとおり。

8/24東1売買代金上位売買代金終値騰落率
1日本郵船896億円7,820円 ▲2.62%
2ソフトバンクG739億円6,197円▲1.53%
3レーザーテック652億円20,670円 ▲6.60%
4トヨタ自動車570億円9,272円 ▲0.54%
5ソニーグループ496億円11,385円 ▲3.50%
                     出典:JPX

 ソフトバンクG<9984>がようやく反発してくれたのは好材料でしょうか。ここ最近4日連続で下げて1日反発、という投資家にとって死にそうな展開がずっと続いており、引き続き中国政府当局の引き締めが重しとなって投資家が慎重姿勢です。とはいえザラ場中に一瞬株価が5千円台を覗く形となったので、参入はまだ怖いかもしれません。

 あと昨日市場をマイナスな意味でわかせたのは昭和電工<4004>で、昨23日の取引終了後に公募増資を発表。調達資金は1100億円で、半導体関連材料の設備投資などに充当されるとのこと。まあ前向きな増資ではありますが、そこそこ希薄化の規模も大きいため24日は267円安の2,506円と約10%の下落。この会社、業績はいいんですが8月中旬からの下げが結構きついんですよね。月足チャートだと2600円付近がサポートラインに見えるので、少し下げても2,300円くらいが底となる気はしますが。。。

 さて、日経平均株価全体としては、2強のソフトバンクGとファーストリテイリングの下げが一旦落ち着いてきたことで、27,000円台前半が意識される展開で、おまけにNY市場も落ち着いてること、長期金利も急上昇の動きがないことから、今週は落ち着いた展開で進みそう、ではあります。今週末にジャクソンホール会合がありますが、市場もそこまで警戒していない感じですし、FRBのアナウンスがうまく実行されている(と市場は判断している)事から、変なサプライズはないでしょう。

 それではまた明日。

 

コメント

タイトルとURLをコピーしました