5月12日の日経平均株価は続落。461円安の28,147円で取引を終え、ここ2日間で約1400円の大幅な下げとなりました。出来高と売買代金はそれなりに高水準でしたので、ずっと売られ続けたような形です。前場は160円程度の下げでしたが、後場は特に売られましたね。14時頃には一瞬27000円台に突入し、その後戻しました。さて、主要な指標は以下のとおりです。
日経平均 | 28,147.51 | ー461.08 | ▼1.61% | |
TOPIX | 1,877.95 | ー27.97 | ▼1.47% | |
マザーズ指数 | 1,095.85 | -21.50 | ▼1.92% | |
JASDAQ平均 | 3,843.01 | ー46.65 | ▼1.20% | |
東証REIT指数 | 2055.78 | ー15.40 | ▼0.74% | |
東証1部出来高 | 15億2939万株 | |||
東証1部売買代金 | 3兆4014億円 |
少し期待感が持てるのは、だいぶ下げたとはいえ、日足チャートでは一旦下髭を出した形となり、最後は戻したので、明日は少し反発が期待できるかもしれません。他方、12日のNYダウ及びナスダックは下げて始まっているので、これに引きずられる形もあり、まったく読めませんね。私は依然強気ではありますが。日足チャートは以下のとおりです(最近の下げがキツイですね)。※Trading viewという有難いツールを使っていますが、移動平均線等の表示がわからないので、当面これでご勘弁を汗
本日の株式市場は、昨日とうってかわり、ストップ安銘柄が数種に加えて、308銘柄が年初来安値をつけています。まあ年度が変わっているため年初来安値を付けやすい時期ではありますが、特にマザーズ銘柄は厳しいですね。なんと7営業日連続の下げで、トータル10%程度下げています。
セクター別で見ると保険業とゴム以外は全て下落。ここ最近好調だった海運は5%近く下げた他、石油も4%超の下落です。日経の寄与度で見るとソフトバンクGで70円ほど押し下げました。ソフトバンクは4兆円超えの好決算ですが、昨日に既に日経新聞で前宣伝が出ていましたね(もっというと4月に日経が利益4兆超えをすっぱ抜いて、同社がIRで報道について説明するという事態になっていましたので、多少は折り込まれた数値ではあったと思います)。
さて、今日の注目決算は以下のとおり。
- トヨタ自動車<7203> 営業利益2兆1977億円。来期2兆5000億円。自己株買2500億円も発表。
- ソフトバンクG<9984> 経常利益は前期比113倍。純利益は4兆9879億円。今期予想非開示。
トヨタ自動車については、毎度ながらザラ場発表(13時25分)で、決算内容も悪くなかったので、後場にかけていっきに上げ、逆行高となりました。日経平均のプラス寄与度トップです(といっても6円程度ですが)。
そういえば、昨日と同じくキツい下げではありましたが、今日も日銀のETF購入はなかったようですね。まあ市場を歪めてしまうのは良くないという理由で私は日銀が介入してこないのが望ましいと思っていますが。
さて、このまま日経平均が下がるのか、注目です。ちなみに日経平均先物は下げて現在28,030円程度です。おまけによろしくないのが、先程発表された米国の4月の消費者物価指数CPIが4.2%の上昇ということでリーマンショックの年以来とのこと。ということで最近話題のインフレ圧力&金利上昇が意識されていることでしょう。ということで、相場がよくないときは続きますね。
それではまた明日!
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