【市況総括】7/12〜日経628円高の反発/5月機械受注7.8%増〜

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 7月12日の日経平均株価は628円高の28,569円で取引終了。先週末のETF分配金捻出の売りや金曜日のNY市場が好調だった事を受けて日経先物も上昇。ということで、朝方から買い先行でした。本日の主要指標は以下のとおりです。

市況感想

 今日は全体的に相場が強くセクター別では33業種中31業種が上昇し、上昇率トップは機械で全体平均で約3%超の上昇。コマツ<6301>やOSG<6136>、ナブデスコ<6268>などが強かったです。大手の機械で下がったのは、先週大きく上昇して少し調整の日となってしまった竹内製作所<6432>くらいでしょうか。また最近、下げが目立つソフトバンクやファーストリテイリングも揃って上昇した他、東京エレクトロンやダイキ、信越化学、ソニー、エムスリーといった日経平均の寄与度が高いところも上昇しています。下げた2業種は海運業と空運業ですが、まあそこまで大した影響はありませんでした。

 あと、決算で先陣を切った安川電機<6506>が6.4%上昇の5760円と決算を無事に通過してくれました。まあ増益&増配なので当然っちゃ当然なのですが、この銘柄はいつも好決算を出してからの下げというパターンなので心配していました。よかったです!PERも切り下がったのでもう少し買いが期待できるかな。。というところでしょう。

 筆者が注目するマザーズ指数は本日は日経平均やTOPIXよりもパフォーマンスが悪かったです。そして売買代金もそこまで多くない1300億円ちょっとでした。先週に上場したコラントッテ<7792>が本日9%の上昇。好調ですねー。あと本日に市場をにぎわせたのはメタップス<6172>でした。ホルダーの方おめでとう!証券会社が格付けをアップさせたこともあって、1666円(300円高)のストップ高となって取引終了でした。とはいえマザーズ全体的にはそこそこ値を下げた銘柄もあって、決して強い感じは受けませんでした。

 多少連動している米国ナスダックは長期金利が低下気味な事もあって好調ですので、マザーズ指数は引き続き1200ポイントを目指して頑張ってもらいたいです。

 あと新興市場で注目したのは旭化学工業<7928>。9日の引け後に上方修正を発表。売上高95億円→103億円、営業利益を4億5000万円→7億9000万円と大幅にアップし、特に営業利益は、会社四季報の予想値も超えてポジティブサプライズされ、本日は約8%上昇の1232円で取引終了。次の通期決算では来期予想に期待ですね!

 明日の日経も調子良く行ってもらいたいものですが、チャート的には5日線<25日線<75日線ということで、一旦窓埋めはしたものの上昇してくれるかというと微妙。。。ただいまの日経平均先物は60円安の28435円で推移してます。ということで明日は一服予想。

5月機械受注

 今朝方内閣府が発表した5月機械受注総額は、9.8%増加の2兆7547億円。機械受注について「持ち直しの動きが見られる」とし、内閣府の基調判断が引き上げられています。受注額ベースでは、機種別だと工作機械は141.2%増、船舶は85.3%増となった一方で、鉄道車両は41.9%減少とのこと。いずれにせよ、報道を見る限り設備投資の需要は強いということなので、今後の回復にも期待です。

 さてさて、今夜というか日本の明け方は大谷選手が出場するホームランダービーです!野球わからないけど楽しみにしています!野球以外では明日大事なのは米国の6月の消費者物価指数(CPI)ですねー。引き続き強い数値が出るんでしょうが、こちらも注目です!

 それでは!

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