【市況総括】6/3-日経反発112円高・マザーズも反発・海外投資家が3週ぶり買い越し-

市況News

 6月3日の日経平均株価は112円高となる29058円で取引を終了。寄り以降は29200円台を伺う動きもありましたが、その後は売り買いが均衡して進み、なんとか29000円台を維持しました。他の指標も全体的に強く、主要な指標は以下のとおりでした。

目次

日経総括と感想

 今日の東証一部の値上がりは1498銘柄、値下がりは594銘柄と相場全体的に楽観ムード。セクター別では33業種のうち27銘柄上昇、6銘柄が下落と強い展開でした。特定の業種が強く上げたわけではありませんが、上昇率トップのセクターは食料品で、サントリー<2587>、森永乳業<2264>、伊藤園<2593>、キリンHD<2503>などが強かったですが、ここ最近、気温が上がってきたため、夏に向けた需要増を先取りする動きなのかもしれません。最も下げたのは海運でしたが、1%程度の下落なので、ここ最近の上昇に対する調整の範疇かと思います。

 一方のマザーズですが本日は上昇したもののイマイチ乗り切れず25日線近辺でうろついています。ワクチン接種の進行は、バリュー株への買いへ向かいやすいのか、ハイテク株などが多いマザーズなど新興市場の上昇は鈍くなるような感じです。でも今日のマザーズ上昇率(0.5%増)は日経平均株価より上げ幅は大きいので良しとしましょう。今週は明日で最後となりますが、私の予想である日経平均29400円台到達に向け頑張って欲しいです(とはいえ、今、日経平均先物は下げてスタートしていますが、、、、)。

投資主体別売買状況

 今日は第4営業日ということなので、投資主体別売買動向の発表がありました。

海外個人投資信託事業法人信託銀行日経平均
6月5週-2734+1609+877+209+1577▼282円
                          出典:JP

 ちなみに大坂取引所が発表した日経225先物、日経225mini、TOPIX先物、ミニTOPIX先物の海外投資家の合計は約1800億円となり、現物・先物の合計で海外投資家は約5500億円の買い越しとなりました。個人の売りを海外投資家が吸収した分量くらいとなり、そのおかげで相場を支えてくれました。最近のワクチン接種の加速は外国人投資家に勢いを与えてくれたのでしょうか。海外ニュースを見ると、日本のワクチン接種遅れ、支持率の低下、東京五輪開催の疑問視など、そんなにプラス材料がないのですが、なんなんでしょうね。。。

今日のTdNET情報

  • 東北新社<2329>: 増配発表。総務省職員会食問題の贖罪なのか8円→11円へ。
  • アルチザネット<6778> 今期経常利益を前年同期比3.1倍。増配も。
  • 住友化学が子会社の大日本製薬の買収報道を否定。

 今日はあまり特筆するニュースとかないです。東北新社は、菅総理大臣の息子と総務省幹部の会食問題があってからけっこう株価をチェックしているのですが、増配するようです。意外と株価が下がっているわりに、今期業績予想は悪くないので(というか前期が悪いっていう。。。)、手を出すのも悪くないんじゃないかと思えてきました。まあ買う前にはもっと分析したいですが。

 アルチザネットは以前5Gということで注目していたものの、最近半導体とかミーハー銘柄ばかり見ていてアテンションを払ってませんでした><。決算なかなか良いので株価が跳ねるかもしれません。

 ここ最近保有株のうち3月決算の企業の配当振込や優待がボチボチ届き始めてきました。なんだか嬉しいですね。それでは今日のところはこれで失礼します!

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