【市況総括】6/4-日経は29000円を前に足踏み/値がさ株が重い展開/マザーズはもっと重い。。。-

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 6月4日の日経平均株価は116円安の28941円で取引を終了。3週振りに日経平均はマイナスとなり、前週比で207円安となりました。マザーズがきつい下げとなり、1.9%下落です。それにしてもTOPIXがまた上昇。最近、日経平均株価とTOPIXが反対に動く日がちょくちょくありますね。値がさ株,というかファーストリテイリングとソフトバンクの弱さが日経平均に反映されているのが原因でしょう。さて、今日の主要指標は以下のとおりです。

 東証一部は値上がりが1037銘柄、値下がりが1052銘柄と騰落銘柄数ではほぼトントン、出来高はボチボチの2兆3千億円でした。セクター別ではパルプ・紙が3%超えの上昇,続いて海運、海運、石油・石炭が続きました。値下がりのトップはサービス業で、ここ最近の買い戻しに調整が入った形です。

 ちなみに日経平均構成銘柄は上昇130、下落90と全体的に上昇でしたが、やはり、影響力の大きい値がさ株銘柄が下げた印象です。エムスリー、東京エレクトロン、ソフトバンクなどが下げました。エムスリーは4%超の下落です。

 ソフトバンクは安値8061円となり、8000円を割るかの攻防です。底値を意識して、信用買いが入っているせいか買残が積み上がっており、信用需給が悪化してきています。ファーストリテイリングは本日終値は前日比0円の85100円で引けましたが、こちらは最近売り残が積み上がっていて、信用倍率も1倍まで来ています。。。

 TOPIXは日経平均とは逆に微増していて、やっぱり牽引するのはトヨタ自動車でしょう。本日も続伸し、あとほんのわずかで1万円に届く、という節目までやってきました。時価総額は32兆円を超えてきています。TOPIXのほうが強いので最近NT倍率が下がってきているんですよね。もう少しで14倍台中盤というところです。

 さて、昨日ブログでアルチザネット<6778>の決算良い感じということを書いたのですが、本日147円安(8.3%減)の1619円でした。なんと、、、><

 決算後に信用の反対売買が集中して下げただけのような気がするので、信用倍率は60倍と高いですが、もう少し様子見しますが参入を考え始めています。1500円台中盤まで来たらヘソクリ砲いきます。

 あと気になるのは、話題の半導体で有名なレーザーテック<6920>。強いですねー。今日も少し上昇して23000円台。半導体については、本日6月4日に経産省が、半導体やデジタル産業の基盤強化に向けた新戦力を発表していまして、国策に売り無しの様相を呈してきました。半導体分野での日本企業は、分野別で強いところもありますが、世界シェアを落としつつありますから、喫緊の課題ですね。

 一方の新興市場マザーズですが、弱い!ナスダックの影響を受けているせいか、ハイテク株も多いマザーズもダメージを受けています。今後のFOMCやFRB高官の発言に伴う米国の長期金利に動きに、引き続き新興市場はビクビクしながら過ごすことになりそうです。

 さて、それでは今日は米国の5月の雇用統計発表です。それではまた来週!

 

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