9月16日の日経平均株価は続落となる188円安の30,323円で取引終了。商いは3兆円を超えて活発でしたが、朝の寄り直後に30,622円を付けた後はズルズルと下げる展開でした。日経225では上昇113・下落107と均衡したものの、15連騰していた東京エレクトロン<8035>を中心に半導体など高い銘柄の利益確定が目立ちました。本日の主要指標は以下のとおり。
日経平均 | 30,323.34 | -188.37 | ▼0.62% | |
TOPIX | 2,090.16 | -6.23 | ▼0.30% | |
マザーズ指数 | 1,141.28 | -43.26 | ▼3.65% | |
JASDAQ平均 | 4,061.43 | -46.09 | ▼1.12% | |
東証REIT指数 | 2,122.54 | +7.61 | ▲0.36% | |
東証1部出来高 | 12億6150万株 | |||
東証1部売買代金 | 3兆4660億円 | |||
マザーズ売買代金 | 1676億円 |
目次
業種別ランキング
9/16 | 上昇TOP | 値上がり率 | 下落TOP | 値下がり率 |
1 | 石油石炭 | ▲2.41% | 海運 | ▼1.61% |
2 | 鉱業 | ▲1.80% | ガラス土石 | ▼1.51% |
3 | 倉庫・運輸 | ▲1.39% | 不動産 | ▼1.45% |
東証一部銘柄騰落数
上昇 | 下落 | 不変 | 上昇比率 | 騰落レシオ (25日) | |
9/16 | 892 | 1186 | 110 | 40.77% | 134.31 |
9/15 | 329 | 1783 | 76 | 15.04% | 135.99 |
9/14 | 1707 | 380 | 101 | 78.02% | 149.06 |
9/13 | 1534 | 554 | 101 | 70.08% | 144.37 |
9/10 | 1923 | 222 | 44 | 87.85% | 139.08 |
市況総括
東京エレクトロン<8035>はようやく上昇が一服し、15営業日の連続上昇から一転して、3%減の54,750円で一銘柄で日経平均を60円ほど押し下げました。また業種別の下落率トップだった海運大手3社、郵船、川崎汽船、商船三井はいずれも売買代金ランキング5位以内に食い込み活発な需要と売りが交錯しました。
本日の売買代金上位5銘柄は以下のとおり。
9/16 | 東1売買代金上位 | 売買代金 | 終値 | 騰落率 |
1 | 日本郵船 | 1,648億円 | 10,060円 | ▼2.80% |
2 | ソフトバンクG | 1,379億円 | 6,542円 | ▼1.39% |
3 | レーザーテック | 1,378億円 | 28,220円 | ▼2.49% |
4 | 川崎汽船 | 1,212億円 | 7,310円 | ▲1.39% |
5 | 商船三井 | 954億円 | 9,210円 | ▼2.02% |
政局ネタで引っ張る相場にようやくかげりが見えてきた気がしますが、明日はついに自民党総裁選挙の告示となり、河野・岸田・高市の三つ巴に加えて、野田元幹事長代行が出馬意向を表明。話題になっていた20名の推薦人が無事確保できる算段が立ったようです。とはいえ、上位3人に比べると厳しいでしょうか。さて、今のところの感じだと単独で過半数を取って一発で総裁選挙を決める立候補者が河野さんっぽいですが、過半数は厳しそうです。1位河野で、メディアで騒がれている高市氏が意外に2位に食い込みそうな気がしてます。となると、1次投票で厳しくなった岸田・野田のグループがどう動くか、というのが気になりますね。
今のところ極端な緊縮財政をやろうとしている候補者がいないので投資家目線では、(分野別はさておき)河野・高市どちらでも良いですが、河野氏が賃金底上げを主張、高市はプライマリーバランスを凍結というスタンスだけで見ると高市氏のほうが相場は盛り上がりそうです(ただ、主張されているキャピタルゲイン税はやめてほしいが)。初の女性総理になると、海外からの目線も変わるので個人的にはありですね。
とりあえず今週は明日で終わるので、週次でプラス、願わくば大幅反発して、2月の30,714円を超えてくることを期待したいです。
投資部門別株式売買動向
9月17日は9月第二週の投資主体別売買動向の発表がありました。個人(現物▲5805億円・先物594億円)、外国人投資家(現物3010億円・先物7518億円)でした。菅総理の総裁選挙不出馬が報じられた翌週の動きで日経平均株価が大きく上昇した週だったので、市場の予想通り外国人投資家がかなり先物買いをしていました。一方で日経が3万円を超えTOPIXも31年ぶり水準の週でしたので、現物では個人や信託銀行(年金)が利益確定の動きで売越したようです。
現物ベースでの売買動向は以下のとおり(日経225、mini、TOPIX、同miniの合計)
海外 | 個人 | 投資信託 | 事業法人 | 信託銀行 | 日経平均 | |
7月4週 | -579 | +498 | +380 | +220 | +17 | ▼264円 |
8月1週 | +710 | -1903 | -144 | +485 | +509 | ▲536円 |
8月2週 | +1631 | -1668 | +12 | +437 | -455 | ▲157円 |
8月3週 | -3634 | +4058 | -1021 | +1651 | +111 | ▼963円 |
8月4週 | -45 | -2483 | -297 | 485 | 798 | ▲627円 |
9月1週 | +3669 | -4917 | -226 | +367 | -292 | ▲1486円 |
9月2週 | +3010 | -5805 | -1896 | +149 | -2120 | ▲1253円 |
大阪取引所が発表した先物ベースの売買動向は以下のとおりです。
個人 | 海外 | |
7月4週 | +120 | +616 |
8月1週 | -1719 | +3257 |
8月2週 | +202 | +1858 |
8月3週 | +610 | -3424 |
8月4週 | -1719 | +3257 |
9月1週 | -924 | +2956 |
9月2週 | +594 | +7518 |
さて、今週も残すところあと1日。来週の月曜日は敬老の日で日本市場は休み、21日には米国でFOMCということで、(サプライズはないと思いますが)17日の日本市場は様子見ということになるんでしょうか。日経平均は3万円は維持して終わってほしいところです。
シカゴの日経平均株価は水準がほとんど変わらずの30,400円くらいの水準ですが、さてさて。。。。
それでは今日はこの辺で。
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