先週の日本市場は4連休前ということもあって様子見ムードか株式市場も軟調でした。市場が開いたのは3日間のみですが、月火で日経平均株価は1%以上下落し、21日(水)の反発も出だしは大きかったものの、勢いが続かず結局連休前は154円高と弱い反発に終わりました。先週までの週次ベースの日経平均株価変遷は以下のとおり。
期間 | 日経平均終値 | 前週比 |
5/24 〜 5/28 | 29,149 | ▲831円 |
5/31 〜 6/4 | 28,941 | ▼208円 |
6/7 〜 6/11 | 28,948 | ▲7円 |
6/14 〜 6/18 | 28,964 | ▲15円 |
6/21 〜 6/25 | 29,066 | ▲102円 |
6/28 〜 7/2 | 28,649 | ▼282円 |
7/5 〜 7/9 | 27,940 | ▼842円 |
7/12 〜 7/16 | 28,003 | ▲62円 |
7/19 〜 7/23 | 27,548 | ▼455円 |
連休中にはオリンピックが開幕し、(色々評価がわかれるんでしょうが)開会式のほか既に柔道を始め金メダルをいくつか獲得しており、なんだかんだ盛り上がってはいます。阿部一二三選手と阿部詩選手の兄弟金メダルは本当に素晴らしいですね。オリンピックの年は通常株価が上がるだなんてジンクスもあるみたいですが、筆者的にはそんなことは大したことではなく、それよりも昨今の企業の業績回復を見据えて早く株価が戻ってきて欲しいと思っているところです。
とはいえ、日本市場は米国市場に引きづられるパターンがずっと続いているところ。連休中の米国市場はなかなか好調で日本の投資家にとっても良い状況でNYダウは史上初の35000ドル台に到達。直近ではアメックスやツイッターなどの好決算もあって業績相場継続中です。
そんな株式市場ですが、今週はいかに?
7/30日経平均終値予想27,800〜28,100円
今週の日経平均株価ですが、オリンピックの開会式という若干不祥事?続きのイベントを一応通過したことで、マイナス材料は一旦払拭され、最終的には前週より反発するのではないかと見ています。ということで週次の終値は27,800〜28,100円と予想します。
気になる新型コロナ、とくにデルタ株ですが、感染状況は懸念されるものの今に始まった話ではありませんし、感染が急拡大した時点と比べると影響は限定的ではないでしょうか。とはいえ、欧州(特に英国)をはじめとして規制緩和の流れから、規制再強化になりつつあるところ注意は必要ですね。
ということで、コロナが懸念材料ではありますが、筆者の予想的には26日(月)は日経平均株価はが大幅に反発(500-600円くらい)して、その後はレンジで微妙な値動きで最終的に週次ではプラス、みたいな感じかな〜と予想します。
今週は大きな企業決算が続きますので、業績を反映した株価になると良いですね。
今週の主な指標・行事
今週は日本で4社が上場します。サーキュレーション、ブレインズテクノロジー、デリバリーコンサルティングがマザーズに新規上場、AIメカテックが東証2部に上場します。
米国市場が今週はちょっと注目ですがFOMCとパウエルFRB議長の会見が予定されているので、大きなサプライズはないと思いますが(でも、こういうときに動いたりするんですよねー)、注目です。
日程 | 国内 | 米国 | 海外その他 |
7/26(月) | |||
7/27(火) | サーキュレーション上場 | FOMC | |
7/28(水) | ブレインズテクノロジー上場 7月金融政策決定会合要旨 | FOMC パウエルFRB議長会見 アップル4-6月期決算 6月米消費者信頼感指数 | |
7/29(木) | デリバリーコンサルティング上場 | ||
7/30(金) | AIメカテック上場(東2) 6月有効求人倍率 6月完全失業率 6月鉱工業生産指数 | 6月個人消費支出 | 4-6月ユーロ圏GDP速報 |
日本では、政府の統計発表よりもこれから始まる4−6月期の決算発表に注目です。先陣を切った安川電機は素晴らしい内容でしたが、決算発表後上がったあとは売られる展開です。今週は中外製薬、信越化学、三菱自動車、TDK、日産、キャノン、富士通、パナソニック、武田薬品工業、アステラス製薬、日立製作所、コマツ、NECなど大手企業の発表が続きます。良い数字を期待してます!(少し早いけれども上方修正も!)
それでは今週も良い一週間をお過ごしください。
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