先週の日経平均株価は前週比62円高となる28,003円で取引終了。なんとかなんとか28000円台で取引を終えた感じでしょうね。チャート的にはもう75日線も25日線も下に垂れて期待できなさそうな形です。さて、先週までの週次ベースの日経平均株価の動きは以下のとおりです。
期間 | 日経平均終値 | 前週比 |
5/17 〜 5/21 | 28,317 | ▲233円 |
5/24 〜 5/28 | 29,149 | ▲831円 |
5/31 〜 6/4 | 28,941 | ▼208円 |
6/7 〜 6/11 | 28,948 | ▲7円 |
6/14 〜 6/18 | 28,964 | ▲15円 |
6/21 〜 6/25 | 29,066 | ▲102円 |
6/28 〜 7/2 | 28,649 | ▼282円 |
7/5 〜 7/9 | 27,940 | ▼842円 |
7/12 〜 7/23 | 28,003 | ▲62円 |
まあ、全体的な弱さがありましたが、更にファーストリテイリングの決算が非常に微妙でした。結局年初来安値つけましたし、だいぶ相場を押し下げました。先週発表された5月の機械受注の数字はよかったので、日本の設備投資も回復基調ではあると思うのですが、株価には反映されていません(まあ安川やファナックなどが一時的に上がりはしましたが)。
今週の反発に期待したいところですが、オリンピックの関係で後半2日休場になることもあり、まあ商いはちょっと少なめ+売りに押される展開になるのかな、と筆者は予想しています。
7/16日経平均終値予想27,800〜28,100円
しばらくブル派の予想をしていましたが、市場が弱くて、いい材料も特にないこと、新型コロナ感染者数が増加傾向にあることから、泣く泣く来週は予想を低めにしました(先週より1000円下げました><)。あと今週は3営業日しかありませんしね。海外投資家はあまり持ち越したくないでしょう。
オリンピックが始まれば勝手に盛り上がるでしょうなんて思ってましたが、それにしても盛り上がりませんねー。一応世界的なイベントですから、海外のメディアにもちょっとくらいJAPANという文字が出るはずですが、まあ経済成長的には希望が持てませんからねー。
ここ最近は米国市場が良くても日本市場には波及せず、米国市場が悪い時だけ(少なくとも日経平均は)影響を受けるという嫌な流れですので、今週は筆者は弱気の週ということで、日本株の空売りだけやってようと思っています(とかいうと、上がったりするんだけれども)。
そんなこんなで、今週(といっても水曜日)の終値を27,800-28,100円のレンジ内と予想します!
主要指標・行事
来週の予定ですが、日本で注目するのは6月の消費者物価指数の発表(総務省)と東京五輪の開会式でしょうか。例年どおり行けば19日が祝日ですが、今回は東京五輪のせいでカレンダーが例外的に運用されており、22日が海の日、23日がスポーツの日となっていますので、ご注意を。以下が今週の主な日程です。
日程 | 国内 | 米国 | 海外その他 |
7/19(月) | 7月月例経済報告 | ||
7/20(火) | アシロ上場(M) 6月消費者物価指数 | 6月住宅着工件数 | |
7/21(水) | 6月金融政策決定会合 議事要旨 ランドネット上場 6月貿易統計 | ||
7/22(木) | 休場 | 6月中古住宅販売件数 | 欧州中央銀行理事会 |
7/23(金) | 休場 東京五輪開会式 |
日本市場は前半の3日のみしか開いていないので、4連休となり海外の投資家として身動きが取りづらいことからあまり買いが入らないかもしれません。
上場関連では来週はアシロのマザーズ上場とランドネットのジャスダック上場が予定されています。ランドネットは不動産関連企業ですが、自分が不動産の運用もしていることもあって、(どこから情報をとってくるのか)よく中古物件の買い取り案内などの書類が届きますね。。。売り上げは順調に伸ばしているようですが。ちなみにアシロは法律や弁護士上方などがメイン業務です。
また、上記に掲載していませんが、引き続き第1四半期決算がいくつかある予定で、その中でも注目はモーターで世界的シェアを有する日本電産<6594>の発表で、ここで強気な数字が出るといいですね。今期の通期予想は結構慎重目の数字を出している一方会社の性格としてあまり1Qで上方修正をやる会社ではないイメージを(筆者は)持っていますが、先日の安川同様、良い決算を期待したいです。
米国では、特に今活況となっている中古住宅の販売件数に注目しています。活況ではあるのですが、物件が不足しており販売件数は減少しつつあります。5月は580万戸(市場予想572万戸)でしたが、この減少傾向は6月分でも続いていると思われます。
とまあ、あまり指標発表もそんなに大きくないので、やはりニュースとなりそうなのは東京五輪と新型コロナの状況くらいでしょう。あとは日本電産をはじめとする企業の1QやインテルやASMLなどの海外企業の発表の数字に注目したいところです。
それでは今週も良い一週間を!
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