【日経展望】5/31-6/4〜方向見定めの週/米国雇用統計に注目〜

日経展望

 先週5/24〜5/28の日経平均株価は831円高となり、特に最終日の28日の600円の日経平均の上昇は(私には)意外でした。2%程度の上げではありましたが、久しぶりの上げ幅で多くの投資家も少し安堵したのではないでしょうか。日足で、20年ぶりくらいの9日連続陽線となったそうで、上昇トレンドに戻ったか!?と期待させます。さて、前週までの週足の日経平均株価は以下のとおり。

期間日経平均終値前週比
4/19 〜 4/2329,020円▼662円
4/26 〜 4/3028,812円▼208円
5/3 〜 5/729,357円 ▲545円
5/10 〜 5/1428,084円▼1,273円
5/17 〜 5/2128,317▲233円
5/24 〜 5/2829,149▲831円
 

 日経平均株価の日足チャートは5日線が25日線を上回った形となり、ゴールデンクロスを形成?したのか、今週はそれを見定めるような一週間となりそうです。ただ、最近の日本の株式市場がワクチン接種ペースとの相関が見られることや、4月以降の日本の株式市場の回復が世界各国に比べてやたら遅いことを考えると、筆者としては6月〜7月に3万円を回復してくるようなシナリオを予想しています(その意味でオリンピック・パラリンピックの開催可否は気になるところですが)。

 ということで、私の今週の予想は以下のとおり。

5/31-6/4日経平均終値予想 29,400 〜 29,700

 ちなみに私は今年は強気のシナリオですので、上の予想は少し私の希望も含まれていますけどね。さらにさらに、私の保有株で日経平均株価に強く影響されそうな銘柄は特段ないのですが、まあ景気は良い方がいいですからね。

 セクター別では、どこか来るのかと予想すると、引き続きですが、空運、サービス、陸運といった分野が夏に向けて需要の先取りをした買いが入るのかと予想します。先日予想したANAは、私の目標の2700円台を今週到達しそうな勢いなので、当初の予定どおり、2700円をこえれば売却してしまう予定です。

 ところで新興市場ですが、マザーズの戻りにも期待したいですね。とはいえ、6月はIPOが続きます。資金確保のための売りも多少出るかもしれません。。。そんなIPOですが、一発目は6月2日にメイホーホールディングス<マザーズ:7369>が上場です(私は応募しましたが、もちろん外れました)。私は公募割れしなさそうな7〜8割程のIPOに参加してますが、今年はまだ一度も当選していません。昔に比べるとIPOも当たりづらくなった気がします泣

今週の主要指標

 さて、今週ですが、米国の主要指標発表が続きますが、注目は4日(金)の5月の米国雇用統計でしょう。4月の発表時は思いの外数字が悪く(予想よりも離れすぎた)、大幅下落するのかと思いきやNY市場は経済回復の遅れから、金融緩和が継続するとの楽観視が強く、株価は上昇という展開でした。5月米国雇用統計の今回の予想はアナリストによりバラつきはありますが、非農業部門雇用社数は前月比+約66万人、失業率5.9%あたりです。数字次第では一層円安ドル高に触れる可能性もありそうです。

日程国内米国海外その他
5/31(月)4月鉱工業生産指数NY休場🇨🇳5月製造・非製造PMI
6/1(火)1-3月法人
企業統計速報
5月ISM製造業
景気指数
🇪🇺5月消費者物価指数
6/2(水)COVAXワクチン
サミット
6/3(木)5月ISM非製造業
景気指数
G7保健相会合
6/4(金)5月雇用統計G7財務相会合

 今週は上記以外にもワクチン接種加速(今週で人口10%くらいにいくでしょうか)や、オリンピックの話など、ちょいちょいニュースが続きそうですね。それでは今週も一週間よろしくお願いします!

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