7月30日の日経平均株価の終値は、498円安の27,239円で、今年1月に付けた安値を更新し、浮上の兆しが一向に見えません。新型コロナの感染再拡大に伴う東京近辺の緊急事態宣言の再発令もありましたし、IMFが出した経済見通しでG7唯一のGDP成長率の下方修正など、海外投資家にとって日本株に魅力がなくなっていることを示すような1日でした。主要な指標は以下のとおり。
日経平均 | 27,283.59 | -498.83 | ▼1.8% | |
TOPIX | 1,901.08 | -26.35 | ▼1.4% | |
マザーズ指数 | 1,088.34 | -29.33 | ▼2.6% | |
JASDAQ平均 | 3,953.2 | -26.65 | ▼0.7% | |
東証REIT指数 | 2160.83 | -9.80 | ▼0.5% | |
東証1部出来高 | 12億3671万株 | |||
東証1部売買代金 | 2兆8469億円 | |||
マザーズ売買代金 | 1306億円 |
市況感想
30日の市場は言うまでもなく、全体的にダメで上昇したのはわずか2業種。前面安の展開となりました。上昇トップは海運業で、なんとなんと8%超えの値上がりでした。株主にハッピーなニュースが出ましたが、そう、あれです。商船三井<9104>の上方修正!。
取引時間中に発表された22年3月期決算予想で純利益を2100億円→3350億円とし、年間150円の配当予想を550円にしたのはインパクトありましたねー。会社発表によればオーシャン・ネットワーク・エクスプレス(ONE)の事業が堅調であること等が要因なようです。ONEは川崎汽船や日本郵船も出資していますから当然波及して海運業は賑わいました。
でも他は個別でちょいちょい材料があっても地合いが悪いですねー。決算出したばかりのファナックなんて、数字が好調なのに30日の日経平均株価のマイナス寄与度ランキングトップ。。。ソフトバンクGやファーストリテイリングも大きく下げてます。デンソー<6902>は場中の上方修正があってちょっと上がりましたが、なんか物足りないし、うーん、日本株はいつ浮上するのやら。。。。。
マザーズ市場は日経平均よりもダメージが大きくて2%超えの下落と、こちらは、もう少し下げた押し目買いのタイミングかなーという感じ。時価総額の大きいところだとBASE<4477>が約12%の厳しい下げ。材料は特にないんですけどね。個人的には(買われすぎていての調整なら別ですが)、材料なしで大きな下げというのは結構買いたいタイミングですね。別に自分がホルダーじゃないので気にしてる銘柄ではないですが。
さて、日本株は微妙ですが、オリンピックは意外に盛り上がりを見せています。観客ありだったらなーと思うところですが、来週は株そっちのけで、日本選手を応援しますー!(五輪絡みの銘柄なんか探しても面白いかもしれませんね!)
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