【市況総括】6/1-日経続落・値上がり銘柄が多く下げは限定的-

市況News

 ついに今年も6月。今月最初の株式市場は軟調で、日経平均株価は45円安の28814円で取引終了。ここ数ヶ月、月末に下げて翌月頭に上げるパターンが続いていたので、勝手に今日は反発すると予想していましたが、そんなことはありませんでした。ちなみに日経平均が下げて、TOPIXは上昇。多分トヨタ自動車<7203>が約3%上昇の9423円となっており、時価総額の大きい同社がTOPIX上昇に寄与したのもあるでしょう。さて、今日の主要指標は以下の通りでした。

目次

日経平均感想

 トヨタ自動車<7203>が2007年以来となる時価総額の最高値を上回ったニュースは市場を色めき立たせたことでしょう。私はあまり大型株は触らないので勢いに乗れず残念です。ちなみに先日、テレビ東京のモーサテに出演された個人投資家のテスタさんはトヨタ株を早々と損切りして2500万円程度の損失を出した旨を話していましたが、損切りしたとはいえ目の付け所がやはり違うんでしょうね。私は損切りしないスタンスの人間なので、(今回は裏目に出たとはいえ)損切りをパッとできる姿勢は素晴らしいなと思いました。

 今日の市場は売買代金がギリギリの2兆円と商いが少ないですが、昨日の英国・米国市場が休場の影響で海外投資家が参入しずらかったのが要因ではないでしょうか。その割には、、、というくらいの商いの量はあったと思います。セクター別騰落率では、鉱業がトップの上昇率で、2.37%増、続いて海運でした。下げのトップは鉄鋼の2.06%で医薬品が続きました。

 ちなみに日経平均は下げましたが、東証第一部全体で見ると値上がりのほうが多いのです。ちなみに値上がり1361銘柄、値下がり733銘柄でしたので、市況的には強いでしょう。騰落レシオも若干上げてきていて、25日の騰落レシオは96.63まで上がっています。空売り比率も最近は40%超えの水準が高いことから上昇の気流は十分というのが私の強気スタンスです。

 さて、いよいよ相場も6月に入り上昇トレンド入りして欲しいと思いますが、残念ながら緊急事態宣言の延長が今日からスタートしており6月20日までとなります。東京五輪が控えること、そして今日オーストラリアのソフトボール選手団が入国したように、もう待ったなしであることを考えると再度の緊急事態宣言延長はないでしょう。

マザーズ指数

 マザーズはイマイチ乗り切れず今日はー0.7%。材料が乏しいため、なかなか回復してきませんね。今日私が注目したのは、はてな<3930>。昨日5月31日の引け後に出した21年7月期の業績予想を大幅に上方修正したことで、本日は78円高の1520円で取引終了。ちなみに私もブログ始めるときに、はてなブログを使おうとしたのですが結局やめた経緯があるものの、結構色々な人が進めていてアフィリエイトを始める人にとってはファーストチョイスの一つという印象があります。

 もう一つ最近注目しているのはソレイジアファーマ<4597>です。中国臨床腫瘍学会が新規発行した臨床診療ガイドラインにソレイジアの製品が掲載されていたことで、中国市場への需要取り込みを期待し大幅に上昇。一時155円くらいまで株価は上がったものの、その後は下げて最終的に1円高の143円でした。ここの会社は材料待ちを狙った信用買残がかなり溜まっているので、参入をお勧めはしませんが、私はとても注目しています。そのうち解説記事書こうと思います。

主要ニュース

  • 5月ユーロ圏インフレ率前年比+2.0%
  • マクロン仏大統領、メルケル独首相、米のスパイ活動「容認できず」
  • 1−3月期の法人企業統計の経常利益は26.0%増加。
  • OECD世界経済成長率予測引き上げ。日本については2.6%に下方修正。
  • 5月21日から職場・大学でも接種開始。
  • 大坂なおみ選手、全仏オープン棄権、うつ病告白。

 欧州のインフレ率は消費のリバウンドがあるとはいえ、なかなか高い数値ですね。欧州中央銀行(ECB)の今後の金融資産購入にも影響してくるかもしれません。

 さて、現在ですが、日経平均先物は28900円前後で推移。休場明けのNY市場と最近また円安に触れてきた為替市場にも注意していきたいと思います。 

 それでは!

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