【市況総括】8/25〜日経７円安/前場上がるもその後調整局面/マザーズはメルカリが下支え〜

　８月２５日の日経平均株価は７円安の27,724円で取引終了。朝方でその日の最高値を付けるパターンで、９時の寄り直後に27,897円を付けた後は一進一退で後場に入ってからマイナス圏に突入し、最後は小さく下落で日経平均は終わりました。マザーズが４連騰というのがプラス材料でしょうか。主要指標は以下のとおり。

市況感想

　夏モードの商い水準というか、売買代金自体が低調でした。日経平均株価は一服しましたがTOPIXは続伸。トヨタ自動車が下請けへの鋼材価格を引き上げるという報道があったことで鉄鋼関連は上昇したようです。そんなトヨタ自動車＜７２０３＞自体は本日は特段材料がなかったですが、一時８千円台を覗いたこともあってか大きく反発。

　またソフトバンクG＜９９８４＞はそろそろ下げ基調を止まることが意識されてか、続伸し、２５日は銘柄単独で売買代金が１０００億円を超え、東証一部全体の５％近くの取引を占めました。

　本日の売買代金ランキングは以下のとおり。

　塩野義＜４５０７＞がワクチン臨床試験で安全性を確認したことを発表したことで、一気に上昇しました。こちらも５００億円近くの売買代金となり、投資家の買いを集めました。

　日経平均は若干最近落ち着きを取り戻してくれた感じでしょうか。今週はすでに８００円くらい上昇し先週の下げを大分回復しましたが、ここで勢いを止めずに今週を終えて欲しいものです。

　一方のマザーズですが、こちらは４営業日連続の上昇で１１００ポイント回復まで後少し。昨日は一服してしまいましたが、JTOWER＜４４８５＞が勢いがいいですねー。ここ数日で２０％くらい？上昇です。JTOWER本体に特別に材料が出てるわけではないですが、格付け会社のレーティング上昇やファンドの大量保有報告書などの影響もあり、おまけにチャートの形がなかなかいいですね。あと８月２５日でいえば、（前日に思い切り下げましたが）メルカリ＜４３８５＞が３００円高（３％）の上昇となったこともマザーズ指数を下支えしてくれました。JPモルガンが格付けと目標株価を上方修正したのが好材料となりました。

　私の保有株はマザーズが多いので頑張って欲しいものです。まずは１１００ポイント奪還で！

政治日程

　８月２５日、菅総理大臣が二階自民党幹事長と会談し、総裁選日程を確定させました。総裁選の話はどこまで話したかわかりませんが、２６日には（これまでの報道のとおり）９月１７日告示、２９日投開票というラインのようです。

　筆者の予想的には、デルタ株の状況を見つつ解散選挙はギリギリまで伸ばす形と予想し、総裁選→衆議院選挙という流れになると思っていますが、そうすると選挙に向けた自民党の顔を決める総裁選挙になるので結構重要ポイントです。投資家的には誰が総理になろうが余計なことする人でなければいいんですが、選挙結果次第では海外投資家から大きく日本株が売り越される懸念もあります。（そして筆者は、選挙の後は買われるというこれまでの事例がそのまま当てはまるとも期待してません＞＜）。

　総裁選は菅総理の再出馬、高市早苗（元総務大臣）、岸田文雄（前政調会長）などが候補になっています。石破は今回でないようですね。。

　さて、今日はこのへんで！