先週の日経平均株価ですが、底値を探るような動きから18日(火)は、大きく2%ほど上昇したものの、週ベースでは軟調でした。先々週は海外機関投資家の現物・先物の大きな売越しにより、かなり予想を外してしまったのですが、先週の私の予想が外れることがなくて安心しました。
さて、先週までの日経平均の動きは以下のとおりです。
期間 | 日経平均終値 | 前週比 |
4/12〜4/16 | 29,683円 | ▼84円 |
4/19 〜 4/23 | 29,020円 | ▼662円 |
4/26 〜 4/30 | 28,812円 | ▼208円 |
5/3 〜 5/7 | 29,357円 | ▲545円 |
5/10 〜 5/14 | 28,084円 | ▼1,273円 |
5/17 〜 5/21 | 28,317 | ▲233円 |
日経平均週間終値予想:28,400 〜28,700円
今週の日経平均株価の筆者予想終値は上記のとおりです。引き続きチャートとしては下げの傾向で、5日線<25日線<75日線という厳しい状況で、とりあえずは25日線である、28800円を目指したい展開でしょう。5月の市場は今週が最後ですが、大きな買い材料も今のところ見当たりませんし、先週の日経平均は18日(火)を除き空売り比率が40%を超えていることを見ると、売り圧力の強さが目立つ展開です。
夢よもう一度、ならぬ日経平均3万円よ、もう一度というところと思いますが、すぐに3万円到達というシナリオはなさそうです。先週金曜日NY市場は微増、NASDAQは反落で、現在の日経平均株価先物は+72円の28,390円となっています。
テレビ東京のモーサテの予想の中央値は28,400円でした。今週は思うに上にも下にもそこまで大きく動かないだろう、というのが見立てで、正直なところ材料が大してありません。悪材料はいつでも豊富ですから下振れの可能性もありますが、急上昇することはないでしょう。さて、今週の主要指標やイベントは以下のとおりです。
主要指標・イベント
日程 | 国内 | 米国 | 海外その他 |
5/24(月) | 大規模接種センター で接種開始 | EU首脳会談 WHO総会 | |
5/25(火) | 住宅価格指数 | ||
5/26(水) | エヌビディア決算 | ||
5/27(木) | 日EU定期首脳会談 (オンライン) | 1-3月GDP改定値 | G7貿易相会合 |
5/28(金) | 4月有効求人倍率 4月完全失業率 | 4月個人消費支出 | G7財務・中銀総裁会合 |
今週のイベントですが、26日の米国エヌビディア決算、4月の米国個人消費支出に注意したいと思います。また、報道でちらほら出てますが、バイデン政権のインフラ投資計画の当初の2.25兆ドルから、調整が難航しており、1.7兆円ドルに縮小する公算です。道路や橋などのインフラ部分は減額されたようで、今後も共和党との調整の中で追加減額の可能性ありとのこと。
市場はこの大規模インフラを織り込んだ株価になっているでしょうから、あまり投資額が減ってしまうようだと反応するでしょう。とはいえ、直近で最も大きいインパクトはテーパリングのほうですから、どこまで影響するかは何とも言えませんが。。。
それでは!
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