【日経展望】6/14-6/18〜膠着の6月は続く?/全研本社・Enjinが新規上場/FOMCとFRB議長発言に注目〜

日経展望
financial stock market graph illustration ,concept of business investment and stock future trading.

 先週の日経平均株価ですが、非常に珍しく一週間での値動きはわずか7円の上昇。高値も安値もレンジが小さく、動きの少ない6月の市場を体現した形となりました。一方のマザーズ市場は先週一週間全てで上昇し、回復傾向が強まっています。先週発表された5月米国消費者指数も予想値よりは高かったものの長期金利がそこまで上昇しなかったことで、ナスダックが堅調でマザーズも同じく上昇しています。先週までの週次ベースの日経平均株価は以下のとおりです。

期間日経平均終値前週比
4/19 〜 4/2329,020円▼662円
4/26 〜 4/3028,812円▼208円
5/3 〜 5/729,357円 ▲545円
5/10 〜 5/1428,084円▼1,273円
5/17 〜 5/2128,317▲233円
5/24 〜 5/2829,149▲831円
5/31 〜 6/428,941▼208円
6/7 〜 6/1128,948▲7円
 

目次

6/14-6/18日経平均終値予想 29,200 〜 29,500円

 先週の日経平均株価の予想も(先々週に続いて)外してしまいましたが、引き続き底堅いということで、上昇を期待しています。本当は下限を29,400円程度を予想したいのですが、日経平均株価的には6月は動きが遅いので、週の終値は少し控えめの29,200〜29,500円とします。今週で注意するのは16日の米国FOMCくらいで、それ以外では特に悪材料(も好材料も)ないことと、6月というのが動きが鈍い月であるためです。6月は梅雨というのもあって微妙な月なんでしょうかね笑

 さて、足元の日経平均の動きは以下のような感じで、5月第二週に2000円程度の下げ(これは主にMSCIの日本銘柄除外が影響と言われています)のところで、27500円付近に凹んだ後は、ワクチン接種の加速や緊急事態宣言の終わりを見据えて、回復基調となっており、その後29000円の壁で打ち返されるという展開が続いています。私が上述した予想では下限が29200円ですが、若干期待も含めており市場アナリスト予想は29000円を挟んで上下100円くらいではないでしょうか。

 FOMCを控えているのが、良かれ悪かれ相場を動かす要因になりそうですが、筆者的には特にサプライズなく、終わるんじゃないかと思っています。。。。というか何事もなく終わってという祈りの心境です。

米国連邦公開市場委員会(FOMC)

 ここ最近毎度のことながら、今回のFOMCでも現地報道等を見る限り金融政策は現状維持が予想されています。ただ、米国の財政支出が巨額になっていること、金融市場が加熱していること、米国長期国債利回りの上昇(といってもここ数日1.4%台に落ち着いてきている)、インフレ懸念(先週のCPIは前年同期比5.0%上昇)という要因もあって、金融政策緩和の縮小(テーパリング)について多少議論される可能性は十分あるでしょう。

 現状、FRBはテーパリングについて慎重姿勢で、現在インフレ懸念も一時的なもの、雇用回復もまだまだというスタンスなので、今回のFOMCはサプライズになるような結果ではないと思っています。

 ウォール・ストリート・ジャーナル等現地報道を見るとテーパリングへの動きとして、夏頃が一つのターニングポイントとされており、8月のジャクソンホール会議(カンザスシティー連銀主催の経済シンポジウム)での何らかの発表も予想されています。正式な発表の前に、テーパリングの可能性を、どれだけ市場に発信しながら織り込ませてサプライズにさせないようにするのが重要でしょう。

今週の主要指標・イベント

 今週の主要指標とイベントは以下のとおりです。市場的に最も大事なのは、さっき紹介したFOMCでしょう。事後のパウエルFRB議長の記者会見については日本時間の17日未明に出るでしょう。注目です。

日程国内米国海外その他
6/14(月)NATO首脳会合
6/15(火)FOMC米EU首脳会合
6/16(水)5月貿易収支
通常国会閉会
全研本社上昇(M)
FOMC
5月住宅着工件数
英5月消費者物価指数
米露首脳会談
6/17(木)日銀金融政策決定会合豪5月失業率
6/18(金)日銀金融政策決定会合
5月消費者物価指数
Eijin上場(M)

 あとここに載っていませんが、11〜13日の日程で、英国コーンウォールでG7首脳会合が行われ、菅総理大臣が出席。菅総理大臣にとっては初めてのG7首脳会談の出席となりました(あとバイデン米大統領とドラギ・イタリア首相も初の顔ぶれですね)。

 菅総理は先日に安倍前総理にも会ってアドバイスをもらってきたそうです。(報道によると)官僚の読んだ原稿を読むのではなく自分の意見をしっかり発信したら良いといった助言だったそうですが、果たしてうまく立ち回れたんでしょうか。私的には今回のG7の主要テーマは新型コロナ、気候変動、対中問題ですが、結果については今度解説でも書けたらと思います。個人的な注目については、先ほど採択された共同声明で中国についてどこまで書けるかを心配しましたが、東シナ海・南シナ海の一方的な現状変更等、ウイグル問題等についてちゃんと共同声明に盛り込めたようですね。2年前のG7では、トランプさんのせい?でまとまらなかったので、今回は有意義に終わっていることを祈ってます。

 あとはIPOラッシュの続きということで、16日に全研本社<7371:M>、18日にEnjin<7370:M>が上場します。いつもどおりIPO応募は外れましたが、初値に期待です。Enjin(公募価格1380円)は初値で2倍以上付けてもおかしくない銘柄ですが、IPOが多いだけに投資家の資金回転が分散されていて、どのくらいになるのか期待です。

 それでは今週一週間もがんばりましょう!

 

 

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