【用語解説】時価総額って何?

解説

 よくニュースとかで言っている企業の時価総額って何のことか疑問に思ったことはありませんか。時価と聞いて思いつくのは、寿司屋で何かネタを頼んだ時に「時価」と書いてあって、いくらかわからない!なんて思った事がある人もいるんじゃないでしょうか。ちなみに私はそんな高そうな?高級寿司屋に行った事はありませんので、実際に「時価」と書いてあるネタを食べたことはありませんけどね。

 さて、まず時価というのを簡単に言うと、「そのときの値段」というイメージです。寿司のネタだったら、市場で良い魚がたくさんあればその時の仕入れ値は安いでしょうし、逆に漁獲量が少なければ、需要が多くなりますから、仕入れ値は高くなりますね。つまり値段が一定でなく日々変わってしまうため、その日の値段ですよ、ということを示すべく「時価」と書いています。なので、どうしても値段が知りたければ板前さんに、いくらですか、と聞いてもいいでしょう。(まあでもそういう場所で食べる人は、そもそも細かい値段なぞ気にしないのでしょうが)

目次

時価総額の算出

 株式市場で出てくる、時価総額というのは、ある一日の時点における会社の企業価格と言えます。乱暴に言えば、企業の今の値段を表していて、あなたが時価総額分のお金を持っていれば、その会社を買えてしまうということです(実際にはそんな単純な話ではないので、イメージということで)。この時価総額は具体的に何で表されるかと言うと、

 時価総額 = 株価 ✖️ 発行株式数

となります。株価は、日々の取引で値段が変わりますね。一方で発行株式数というのは基本的に一定であり、新株発行や消却が行われない限り変わりません。例えば、日本で時価総額トップの企業のトヨタ自動車<7203>を見てみましょう。

 2021年4月末のトヨタ自動車の株価は一株あたり8,127円で、発行株式数は約33億1009万株(※端数は省略)ですので、これを先ほどの式に当てはめると、

26兆9011億円 = 8,127(円) ✖️ 33億1009万(株)

 ということがわかります。天下のトヨタ自動車は約27兆円というわけですね。

非上場企業の時価総額は?

 さて、この株価なのですが、上場している(=株式が公開されていて売買ができる)企業であれば、市場価格は毎日わかるのですが、非上場企業の場合は、株価というのが市場で決定されません。そもそも株の取引がされていませんから。

 非常上企業というと、例えば、サントリーHD、竹中工務店、読売新聞、ロッテ等がありますが、非上場企業の時価総額の算出は色々な手法があって、例えば資産から負債を引いた額を発行株式数で割るなどして、株価を算出すること自体は可能です。ただ、普段はその必要性自体が特段ないため、非上場企業の株価や時価総額というのは判然としません。

 一方で、例えば非上場企業が、上場する、となったときは、株式の売買にあたって最初の取引価格(公開価格)を決定する必要があるため、株式の売却を委託された証券会社が算出することになります。例えばマザーズで時価総額トップのメルカリは、未上場の段階でユニコーン企業(=時価10億取るを超える企業)として注目されていました。同社は2018年6月に上場し、公開価格は3000円(=時価総額だと4000億超)に設定されています。

日本企業の時価総額ランキング

 先ほどトヨタ自動車が、日本企業の時価総額トップと記載しましたが、他にどんな企業があるのでしょうか。以下ランキングにしてみました。株価は2021年4月末のものを基に算出しています。

コード企業名株価時価総額
(兆円)
7203トヨタ自動車8,12726.51
9984ソフトバンクG9,88520.65
6758ソニーG10,90013.74
6861キーエンス52,52012.77
9432NTT2,75510.74
9983ファーストリテ89,7109.51
6098リクルートHLD4,9398.37
7974任天堂62,6908.25
8306三菱UFJFG5787.85
4063信越化学工業18,4507.68

 ちなみにちなみに、、、日本企業は80〜90年代頃は世界の時価総額ランキングを総なめにしていた時代もありますが、今は昔。非常に残念ですが、今は世界のトップ10に入っている企業はありません。今後また記事を書きたいと思いますが、世界ランキングだとトヨタですら、50位前後です。企業価値を高めるのも大事な事ではありますが、今後の日本企業の頑張りに期待です。

 それでは!

コメント

タイトルとURLをコピーしました