5月11日の市況ですが、4日ぶりとなる下落。そして3%を超える下落幅は久しぶりです。どれくらい久しぶりかというと2020年6月15日以来ですね。本日の日経平均は寄りから下げで始まり、後場に入っても勢いそのままに下げて909円安の28,608円で取引を終えました。それでは主要指標を見ていきましょう。
日経平均 | 28,608.59 | ー909.75 | ▼3.08% | |
TOPIX | 1,905.92 | ー46.35 | ▼2.37% | |
マザーズ指数 | 1,117.35 | -40.07 | ▼3.46% | |
JASDAQ平均 | 3,889.66 | ー27.84 | ▼0.71% | |
東証REIT指数 | 2071.18 | +14.38 | ▲0.70% | |
東証1部出来高 | 12億8914万株 | |||
東証1部売買代金 | 2兆9567億円 |
業種別で見ると、海運を除く全てで下げました。ということで、どの銘柄も良い材料がなければ下げていると思うので、こういう時は黙って耐えるしかありません。大きく下げたのは機械、精密機械、情報・通信ですが、いずれも3%程度の下げですので、特別一つのセクターで大きく下落させたわけでもないようです。また、ストップ安の銘柄がないのも留意点ですね。
昨日のNASDAQ市場の下落を受けた影響などが要因として報じられています。日経平均は1000円近い下げではありますが、日経平均が1万円台の時の1000円下落とは意味が違いますから、正直今回の下げも3%というのを見るとそこまで下げた感じはありませんね。ただ、ここ1年で投資を始めた方は急落に慣れていないでしょうから、「落ちるナイフ」を掴みに行かないよう御注意を。押し目買い・ナンピン買いはちゃんとしたシナリオ無く行うと死にますので御注意を。
さて、日経平均の寄与度で見るとソフトバンクGが大きく下げました。6%超の下落で1銘柄で140円近く日経平均を押し下げました。続いて東京エレクトロンでこちらも4%超の下落。一方で昨日5月10日の決算を無事通過した味の素や塩野義がこの地合いでも上昇しています。
個人的に注目したのは以下の決算です。昨日記事書いた不二製油は特にサプライズなしです。
- 不二製油<2607> 21年3月期は経常利益175億円で着地。来期経常利益は4%減の168億円予想。
- ダイキン<6367> 21年3月期は経常利益1562億円(前期比10.7%減)。来期は2700億円見通し。
- シャープ<6753> 21年3月期は経常利益631億円(前期比25%増)。来期は44%増予想。
- スクエニ<9684> 昨年11月の予想を25%上方修正し、経常利益は499億円。過去最高。増配。
もちろん他にも数がありすぎて、とても追い切れないのですが注目決算については今後解説ページで紹介していきたいと思います。さて、明日ですが、来ますね、あそこの決算が。。。そう、日本で時価総額ランキングワンツーとなるトヨタ自動車<7203>とソフトバンクG<9984>です!楽しみに待ちましょう。
それでは!
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